房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

船釣りライフ 私的「船釣りタックル」考


釣り道具これから船釣りを始めようかという方も、永くやられてきた方も、タックルに関しては十人十色。釣りものが何であれ迷うものです。というより、色々欲しくなってくるものです。私など、あれこれ色々な釣りものに手を出しすぎて、道具が部屋の半分を占領しています。中にはもう何年も使っていないタックルが多くあります。ゴルフもそうですが、特にドライバーとパターはとっかえひっかえ、一体何本持っていたことか…。今は釣り一筋ですが、いずれにしても試行錯誤とは言え、訳の分からないままに買ってしまったタックルの多い事…。ただの欲しがり屋と言われても返す言葉がありません。右の写真はそんな私の釣り道具たちです。使っているのは半分くらいかな…。

そこで大きなお世話ながら、特に「船釣り」に興味を持たれた方に、自分のいい加減な失敗の中で、「タックルなんてこれでいいじゃない」とン十年目に思えること、「最低限これだけあれば、これだけの釣りものが楽しめるじゃない」という事を「私的」にまとめてみたいと思います。まあ、あまり、参考にはならないと思いますが、多少なりともお役にたてればと思います。人(私の事)の失敗は自分を利する情報ですから。

船釣りを始めようとしている方、興味を持ち始められている方、そんな方々にまずはひとつの釣りものをジックリやってみる事をオススメします。私のようにアレコレと手を出していると、訳が分からなくなります。つまり、「手返し」などの段取りや、「こんな感じ」といった感覚を身に着けるのが遅くなります。それはそれで楽しくはあるのですが…。どんな釣りものであれ、その中に「全ての釣りに通じる基本・原則」が一通り揃っていますから。

では、大きなお世話覚悟で、「私的」船釣りタックルについて考察(それほどのものでもないですけど)を行ってみたいと思います。

【タックルの一般論として】
●竿に関しての一般論として、ですが、選択の要素としては「調子」「錘負荷」「長さ」「色」等があります。「調子」に関しては「9:1調子」「8:2調子」「7:3調子」「6:4調子」「5:5調子、ムーチング(全体にしなる)」などと表現されます。また、「H」や「M」のように「硬さ」別の記号が加わることがありますが、要は竿を10等分して、指定の錘を付けた時、どの辺から曲がり始めるかと言う事です。竿は先から「穂」「穂持ち」「胴」「元」と分かれますが、この調子と言うのはハッキリ言って、数回実釣してみないと実感できません。「錘負荷」もそうですが、「30」と記されていても、実際には80号位の錘でベストな感覚になったり、「50」「80」と記されていても魚に弄ばれたり、と、各メーカーによってまちまちです。お店で竿の調子を確認しても、実釣でそれを体感できるとは限りません。

●オーダーメイドという手もありますが、「どんな竿が欲しい」と伝えられるまでには当然、経験と時間がかかります。それにかなりお高いです。まずは、最低限、スペックや謳い文句よりもその竿を「好き」になれるかどうかが重要だと思います。もちろん釣りものにもよりますが、「長さ」「色」を選択の目安にしても良いと考えます(極論?)。実際、私の選択基準は往々にして「見た目」です。短い竿より長い竿を好みます。色は渋いのが好きです。

●理由は、「見た目」が気に入ればけっこう永く使う気にもなりますので、その竿の調子で感覚を掴む事もできます。私の場合で言えば、典型は某シマノの「幻波225」です。もう十ン年使っています。はっきり言って「見た目」で買いました。で、もうこの竿でないとイサキとハナダイは釣れる気がしません。「見た目」というのは、意外と外れの無い直感かもしれません。好きになってしまえば意外と「良い竿」となってしまうもので…。

●リールも同様です。竿ほどに感覚的なものではありませんが。

●宣伝になりますが、本ページ上の「房総釣り師の釣具店」に様々な竿やリールがあります。カタログだと思って、色々なタックルを見てください。個々の「商品詳細」は面白く読めます。アマゾンのインスタントストアですがけっこうな品揃えです。見るだけで参考になります。私もヤフオクとこれを利用しています。

【キス:タックル】
⇒楽しめる釣りもの:キス、エビメバル、イシモチ、エビ餌スズキ・マゴチ、(ワンピース)アオリイカ
●まず船釣りで一番釣りもののレンジが広いのがこのキス竿だと思います。長さは150cmから240cm(270cmも昔、某シマノから出ていました)くらいまでですが、一番使用されているのは180cm・210cmでしょうね。船からですとチョイ投げのアンダースローしかやりませんから、これくらいの長さが取り回しもやり易いです。調子は「7:3」程度。

●錘負荷は10号から15号位。ちなみに、私はキス専用は150cmの中通し竿しか持っていません。後はヒトツテンヤマダイ用の竿、もしくは浅場の宙釣り用カワハギ竿(けっこう穂先が柔らかく胴に入ります)を使っています。キス竿と書きましたが、別に「キス竿」と書かれたものにこだわる必要はありませんけど、無難です。価格的には実売価格5000円程度で十分な性能のものが手に入ります。ムチャクチャ高い竿もありますが、魚から竿は見えません。ただ、ガイドだけは最低限SICを選ぶことをお勧めします。道糸の持ちが違いますから。もちろん、リーリングの感触も。キス竿を持っていればけっこう色々な釣りものに対応できます。
キス用 タックル
●リールは、船釣りならベイトリールが扱いやすいです。チョイ投げですから。右の、ABUなら3500番程度のものにPE2号程度が100m巻ければ、キス竿とのセットで色々な釣りものが楽しめます。ただし、エビ餌で、特にスズキをやるなら、もうワンランク上のリールでドラグ性能がしっかりしたものを選びましょう。スズキはドラグでやり取りしますから。ABUなら4000番か5000番クラスで、PEも高切れに備えて200m位巻けるものが無難です。スピニングリールなら2000番か2500番位でしょう。
 

【カワハギ:タックル】
⇒楽しめる釣りもの:カワハギ、外房カットウフグ、カサゴ、カレイ、LTタチウオ、LTアジ、マルイカ
●カワハギ竿は専用の竿がベストです。調子は「9;1」「8:2」。「7:3」だとタタキより、聞き上げ中心の宙釣りに向いています。この竿は穂先の感度が手に伝わってくるくらいに胴から元がしっかりした作りのものでないと、カワハギの給食当番になってしまいます。

●長さは殆どが180cmから210cmですね。180cmがお勧めです。私は重めの竿が好みなのですが竿を動かし続ける釣りものですから、軽い方が疲れなくて良いと思います。この竿は感度が命ですので、穂先が妙に柔らかい竿は適しません。錘負荷は25号から30号の錘を使いますので、カワハギ専用と名打っているものなら大体同じスペックです。価格的には実売価格5000円以上であれば十分な性能のものが手に入ります。ガイドだけはやはり最低限SICを選ぶことをお勧めします。

●ベイトリールならキス用のものと共有した方が経済的ですが、キスより少ししっかりしたものを選んだ方が、釣りが楽になります。キスに比べるとけっこう引きが強いですから。ABUなら4000番クラスのものに、これもPE2号が100m巻けるものなら、お好みで。


【マダイ・ヒラメ:タックル】
⇒楽しめる釣りもの(30):コマセマダイ、浅場の根魚、イサキ、ハナダイ、イナダ、アマダイ
⇒楽しめる釣りもの(50):ヒラメ、中深場の根魚、ワラサ、アカイカ

●これは専用竿が無難なのですが、マダイ命、ヒラメ命の人は別にして、色々な釣りを楽しむなら、汎用性の高いものがお勧めです。調子としては「7:3」「6:4」くらい。できれば30号負荷と50号負荷のものがあれば色々と対応できます。ここはまったく好みの世界になってきます。一応のお勧めはやはり手持ちを前提にして、240cmか270cmでしょう。300cm以上ですと取り回しが難しくなりますし、手持ちではちょっと疲れます。私は330cmのグラス竿を手持ちでやりますが、自分の腕力・体力と相談してください。240cmが無難ですね。価格的には大きくばらつくところですが、実売価格で10000円以上なら間違いないです。これもガイドはSICで。

●上記に「楽しめる釣りもの」で30号負荷の場合と50号負荷の場合と分けましたが、大は小を兼ねるで、5ABU リール0号一本でも上記の釣りものは対応できます。竿は硬い方が「腕」の使い方でカバーできますから。柔らかすぎると、お魚さんに弄ばれます。

●リールはやはり、キス、カワハギに比べてツーランク位上の性能が必要になります。ドラグ性能がけっこう重要になってきますから。ABUなら6000番クラスで3号か4号PEが200m巻けるもの。私はABUの7000番か8000番の出番が多いのですが、これはちょっと重いです。

以上、私なりのタックルに関する考えを書いてきましたが、極論すれば3種類の竿と2種類のリールを揃えておけば、けっこうな釣りものに対応できます。釣りものに専用竿を揃えているとアッという間に竿が何本も増えてしまいますし、必ずしもその専用竿に納得できる(無難ですけど)訳ではありません。私はいきなりヒラメやマダイから船釣りを始めてしまいましたが、今ではキスやカワハギが面白い。フグもいいですね。まずはキス竿とカワハギ竿で、「底を取る」「アタリを取る」感覚を覚えれば、船釣りは自然にステップアップしていきます。
タックルに関しては、釣り人個々に色々な考え方があると思いますが、船釣りを自由に楽しめればそれがベストと思います。

【番外:専用タックルについて】
ヒトツテンヤ タックル●これまでに書いたタックルで船釣りは十分に楽しめますが、どうしてもそれ以外に「専用」のタックルが必要になる釣りもあります。例えば「ヒトツテンヤマダイ」「ビシアジ」「ヤリイカ」「深場」などですが、それはそれで興味を持った時に初めてみれば、また更に船釣りの面白さが広がります。最初からアレモコレモとなると、道具が増えるだけで、肝心の腕(感覚)の方がちっとも上がりません。それは私です…。

●高価な道具が良い道具とは一概に考えませんが、決して安くない買い物となりますので、まずは最初に興味を持った釣りものを続けてみる事をオススメします。

以上、多少なりともこのページが皆様のお役にたてれば、幸いです。

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