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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

番外ボート釣り編 その1「わらしべ長者 ジャリメが高級魚マゴチに!」



ボート釣り
マゴチは何時かは何時かはと思いつつ、なかなか釣行に至らなかった釣ものです。その理由の一つは釣趣がヒラメと似ているな、と感じていたことです。要は餌となる小魚を泳がせ、喰い込ませる。よく「ヒラメ40、マゴチ20」と言うように、かなり似たような釣りものであると感じていました。「それなら、ヒラメでいいか…」ってな気分です。それと、マゴチ釣りにはエビ餌で狙うのと、餌となるメゴチを釣って、それを餌にする魚餌との2種類があり、私が興味のあったのは魚餌の方。となると、当然ながら本命の前にメゴチを釣らなければならない訳でして、その餌釣りで「もしボウズにでもなったら…」と、少々ビビッっていたと言う小心がもうひとつの理由です。

で、ある程度船釣りに慣れて来た頃、夏の釣りものとして面白そうなマゴチに挑戦しようと、ようやく決心した頃、なんと、東京湾のマゴチ釣りがエビ餌一色となっていました。ガーン!

エビ餌の方がマゴチの食いもよく「マゴチ20」よりも勝負が早い、と云うのが背景にあるようです。それと、メゴチの湧きが悪い年があり、養殖で調達しやすい「サイマキ(車エビのこども)」を餌にするマゴチ釣りが主流となったようです。エビ餌でのマゴチ釣りにはどうも興味が湧きません。サイマキとは云え、車えび。値段はともかく、人間様がそのまま食っても上手いものを餌にして釣りをやるのは、どうにもイマイチ抵抗があり、私のマゴチ竿は長く埃をかぶる羽目となりました。

それがひょんな事から「これなら魚餌のマゴチができるじゃん!」てな運びとなりまして。

ボート釣りボートです。それも手漕ぎボート。

手漕ぎボートで釣りを始めたキッカケは、私事で恐縮ですが、ほぼ毎週のように一人釣行に出かけるのは少々後ろめたいものがありまして…。皆様もご同様かと推察いたしますが、家人です。どこか「一人で遊んでばかりで」といった無言のプレッシャーが釣りに出かけようとする間際、背中に突き刺さってくるような…。もちろん釣ってきた魚を食べていただき、それはそれでその美味さにはご満足頂いていると思うのですが、家庭サービスがおろそかになっていると言われれば返す言葉も無し。

何か、釣行と家庭サービスとを両立させる上手い手は無いものか…。と考え付いたのが東京湾でのボート釣りです。ボート釣りにつきましては別の機会に書こうと思っているのですが、要は戦略です。ミイラ盗りを、では無いですが、同じミイラにしてしまえ、と。釣りの楽しさを覚えさせ、家庭サービスと両立。うちの家人は乗り物に酔います。ですから船はダメ。しかし、ボートは風と波の強いときには出してもらえません。ボートが出せるときは穏やかな海。

で、とにかく誘い出し、ボートで船酔いするかどうか耐久テスト。もちろん、保険の酔い止めは飲ませておきますが、結果、まったく問題なし。釣りものはキスです。最初は虫餌もどうかと思いましたが、どうしてどうして、キスが釣れ始めると自分でブチブチと切って、針につけ始めました。キスはポイントを見つければけっこう釣れる「飽きのこない」釣りものです。ボウズもまずありません。

ハイ、ミイラの一丁上がり。キス特有のプルプルとした当たりにキャーキャー騒いでいます。

ボートはレンタルですが、曳舟サービスもあり、女性でもトイレの心配なし。

そんなことで私も子供の頃の投げ釣り以来のキスを楽しんでいたのですが、ピンギスとメゴチも来ます。それでマゴチが狙える訳ですよ! 目的とは違うにしても、魚餌でのマゴチ釣りの機会に恵まれ、埃を被っていた私のマゴチ竿、復活! キスを釣りながら、置き竿でマゴチを狙います。

と云っても、そうゾロゾロと釣れるものではありません。最初に私のマゴチ竿を曲げたのはコウイカ…。ピンギスに抱きついてきたイカをタモで掬って、美味しく頂きました。次に竿を曲げたのは座布団クラスのエイ…。こいつは大物並みのファイトを楽しませてくれるのですが、要は疲れるだけです。なかなか上がってこないので。これは食べません。尻尾の針に気をつけて、リリース。

で、ついにその時がきました。何度目かのボート釣りの時、コツンコツンと置き竿の先に明らかな生命反応。魚を驚かせないようにソッと竿を手にして喰わせの送り込み。なんせ、初めてなので心臓バクバク。よくマゴチ釣りは「博打」と言いますが、まさにその通りで合わせのタイミングに迷います。ヒラメほど強くグーッ! と来るわけでもなし。いかんせん、底べったりにいる奴ですから。居食いから反転してくるタイミングが良く分からん。で、2度目の引き込みのときに、意を決してエイヤッ! と頭上に竿を上げると竿先が海に突き刺さったまま。ヒラメと違ってウネウネッと首を振る重々しい手ごたえ。

マゴチお恥ずかしい話、長年の思いが叶ったマゴチ釣りですので、ハイテンションのためか、釣り上げてタモでボートに掬い上げる一連の事を余りよく覚えていません。気が付いたら、ボートの上でマゴチと見詰め合っていました。ジャスト50cmの良型。生まれて始めてのマゴチ。ついに、ジャリメから始まる「わらしべ長者」マゴチの達成です。ウレシー、タノシー! できれば活かしたまま持って帰って「アライ」と行きたい所ですが、家までの距離があるため、即〆でお刺身。右の写真は、その後日に釣った、同じようなサイズのマゴチです。

ちなみに、マゴチを刺身で食すなら、釣った翌日か翌々日をお勧めします。断然、美味しくなります。頭とアラはその日のうちに煮付けやお汁で。見た目とは全く違う上品な味。

家人もヒトデにウミケムシ、アイゴにヒイラギ、ミノカサゴと、多彩な外道を釣っては喜んでいます。

ヨカッタ、ヨカッタ。

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