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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

番外ボート釣り編 その2「思わず目頭が熱くなる、夫婦愛?」



ボート釣り
マゴチ竿手漕ぎボートから狙うのが定番になってしまったマゴチ。タックルは船から狙う場合と変わりません。長竿好きの私もさすがにボートからでは270cmが限界。それ以上長いと狭いボート上での取り回しが難しくなります。キスを釣りながら狙うので置き竿専門。手持ちではやりません。

仕掛けはこれまた船の場合と同じ。15~20号の鋳込み天秤か三日月錘。ボートといえども波で竿先が跳ね気味になる時は20号を使います。ハリスは4号か5号。マゴチの場合、ハリスを細くしてもそれほど変わりはないというのが私の感想です。針は丸セイゴ16号程度。根魚などでも使える万能針です。チヌ針や伊勢尼針、スズキ針(エビ餌のときはこれらしい)などの頑丈な針を使う人もいるようですが、私はあの硬いマゴチの口への貫通力を優先して丸セイゴ。

餌は釣れたピンギスやメゴチ。他にはイトヒキハゼやイワシ。経験上、メゴチが一番実績が高いですね。ピンギスやイワシは外道(エイやイカ、秋が近づくとショゴやワカシ)の来る確立が高くなります。まあ、外道と言っても嬉しい獲物ですが。エイ以外は…。

で、釣り方ですが、理想は「流し釣り」。アンカーを打たず、ボートを風まかせ潮まかせで流して広範囲を探って行く。しかし、このやり方はよほど条件が揃わなければできません。

まず海上の他のボートが少ないこと、漁船などの往来が少ないこと。釣りに熱中していると、周りに気をつけているつもりでも、思わず他のボートに近づいてしまい、危険です。

時々、そんなことお構いなしにボートを流している輩がいますが、完全なマナー違反です。それ以前に、危険です。偏見ではありませんが、ルアー釣りをやっている人に多いような気がします。しかも、ボートの上に立って。ご入水の危険100%です。ボート店で注意はしているようですが、マナーというのはなかなか…。釣りと言う、自然の中での遊びには「危険」に対するセンサーが不可欠です。ひっくり返ったボートを見ることもありますが、その殆どは波や風が直接の原因ではなく、釣り人の危険に対する鈍感さからです。マナーは人の安全に対してだけではなく、自分の身も守ってくれます。

マゴチ釣りと、説教臭いことは置いといてマゴチの話ですが、私はよほど条件に恵まれていたとしても、ほぼアンカーは打ちます。確かに探る範囲は狭くなりますが、そこはボートですからマメに漕いでポイントを変えていくしかありません。あと「掛かり流し」と言う手もあります。簡単です。私が行くのは南房総の富浦湾ですが、ここは遠浅で、かなり沖に出ても水深10mちょっとです。ですからアンカーのロープにかなり余裕があります。風向きが頻繁に変わるような日はそのままである程度の範囲にボートが動きますが、風の弱いときには、ハイ、ロープを手で引っ張って、時にはアンカーを違う位置に投げ入れます。それほど遠くには投げられませんが、ちなみに、これをやる時にはバランスに気をつけてください。ボートの先端部は不安定ですから。

これで船はしばし「流し」の状態で動きます。これを繰り返すわけです。ちょっと疲れますけど。気をつけなければいけないのは、ロープの位置です。風が弱いときには、あらぬ方向でロープが漂っています。実際、ワカシが掛かった時、このロープに巻かれてバラしたことがあります。後はマメに底を取り直し、餌が底を這っているように泳いでいる状態を維持します。マゴチはヒラメと違って底べったりのようで、完全に「待ち伏せ」で泳いでくる魚を目の前で捕食するようです。ヒラメなら状況に合わせて中層にまで数m棚を上げる事もありますが、マゴチはヒラメのように数m上の餌を狙って来てはくれません。言ってみれば布団の中で寝ていて、枕もとにご飯を置かれると食べる、そんなイメージです。まあ、潮によって多少、棚の上げ下げはやりますが。

これで置き竿で待つわけですが、竿先にククッとかコツンとかいったアタリが来たときは「来たー!」って感じですが、ここで慌てて竿を手にするとまず釣れません。その動きで食いついた魚を放してしまうようです。これが魚餌で狙うマゴチの面白さです。ある程度竿がグッグッと引き込まれるまで、心臓バクバク状態で待ちましょう。時には竿先がいきなりグーッと引き込まれることもあり、慌てて合わせを入れますが「来たー!」のは千葉県…。ま、底べったりを狙っていますので砂地とはいえ、根掛かりすることもたまにはあります。

合わせがバッチリ決まった時は気持ちがいい! あまり餌を飲み込ませすぎると、あのザラザラした口でハリスを削られてしまい、バラします。お勧めはハリス5号で、チモトのハリスを2重にする人もいますが、透明なパイプを数センチかぶせる方が簡単です。私はこの方法。

で、運良くマゴチを釣り上げたとして、獲物を眺めて喜ぶのもいいのですが、まだチャンスが濃厚にあるのです。何故かは知りませんが、マゴチやアオリイカは1匹釣り上げるとその側にもう1匹寄り添うようについてくる事がよくあります。夫婦なのでしょうか。私はそう信じていますが、釣り上げられた夫を妻が、もしくは妻を夫が助けようと必死で泳いで来る…。目頭が熱くなります。美しい夫婦愛…。親子かも知れませんが…。

とは云えこちらは釣り師。当然、そのもう1匹も狙います。マゴチを釣り上げたら、とりあえず濡れタオルでも被せて大人しくさせておいて、すぐさま餌を仕掛けにつけて海に投げ込んでください。即、もう1匹来る事があります。で、来たー!

ボートの上に並ぶ夫婦(親子?)マゴチ…。涙腺が緩みそうになります。が、美味しそう。

しかし、もしかしたらメバルやイサキと一緒で、誰かが何か食べてると「何々! 一人だけで美味しいもの食べて!」ってな感じで寄って来るだけなのかも。

うちの家人はキッパリとその説のほうを支持します。ああ、そうですか…、ハイハイ。

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