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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

フグ釣り編 その10「ピンポーン、ピンポーン…」



フグ
釣りものが何であれ、船が出る時、今日のポイントを聞くことはあまりないのですが、フグだけは聞くことがあります。まあ、大抵は太東沖の砂地か大原沖寄りの浅根か、ですが。何を期待しているかと言えば、深場です。深場と言っても40m前後ですが。ご存知の通り大原は遠浅の海底です。ある程度の深さになるにはそこそこ沖の方へ行かないと深くはなりません。根魚では50~80m位の深場を狙ってくれることがけっこうありますが、フグではあまり行かないみたいです。何故か? フグの場合数があまり出ないからです。

では、どうして深場を期待しているのか。出れば良型、型がデカいからです。30cmオーバーが出ます。食味から言えばそれほど型がなくとも、20cm以下の方が美味しいのですが、やはり釣りをする者としては型を狙いたい。40m位の深さになると、掛けた瞬間に大型フグは海面に向かって一気に泳ぎ上がってきます。バレたかと思うほどです。ですから、深場の場合は掛けてから必死で巻くか、ギヤ比の大きいリール(6:1以上)を使う人がいます。私は前者の必死で巻く方です。

フグ釣り今日は少々うねりが高そう。多分、深場の方(沖)へは行ってくれないだろうな…。そう思っているとやはり船の進路は北へ。いつもの太東沖です。ここの下は砂地で20m強の深さがあります。まあ、群に当たれば一番やり易い所ですし、型が揃う事もあります。私の記録、ショウサイフグは34cmで、沖の深場に行った時、掛かった手ごたえはあったのにそこからの重みが無く、バレたと思ってチンタラ餌の確認に巻き上げていたら、フグが仕掛けとともに泳ぎ上がってきました。まだフグ釣りを始めたばかりのころで、何か、竿を上げたらフグが付いていた、という感じです。とても、「釣った!」って言える一匹ではないですが、30cmを超えるとさすがにデカイ。棒身に捌いてもらった後もデカかった。美味しければOKなのですが、やはり型が出ると嬉しい。

ポイントに着きました。即、餌針にアオヤギをたっぷりと付けて、仕掛けを下ろします。一投目から来ました。が、重さが無い。海面に現れたのは俗に言うピンポン。小型です。棒身にすると1口唐揚げサイズなのですが、これがけっこう美味い。桶に入れるとパチャパチャと元気に泳いでいます。

ピンポンフグまた来ました。がピンポン。でまた、ピンポン。どうも船の下はフグの小学校のようです。ピンポンフグが膨れた状態で上がってくると、海面から抜き上げて宙を舞う姿は、大きさといい色と言い、本当にピンポンです。船長が群の移動を追ってくれていますが、どうもここは型が出ない様子。流し替えても、ピンポーン、ピンポーン…。気のせいか、ますます型が小さくなってくるような気がする…。ついにこれまでのフグ釣りで最小記録のフグをかけました。目検で7cm位…。生意気に膨れています。まさにピンポンそのもの。思わずラケットで打ってみたくなります…。さすがに即リリース。

流し替えてもピンポンピンポン…。たまーに、思い出した程度に少年野球ボール位のがきます。数は来ますからそれなりに楽しい釣りなのですが、ピンポン…。型は選べません。そこそこ数が釣れる時はどうしても小型が多くなるのは仕方がないのですが、今までの中で一番ピンポンな一日です。間違ってもソフトボールクラスは来ません。けっこうズシンと来る手ごたえがありましたが、ピンポンのダブルでした…。やがて仕舞の時間を迎えます。規定量は行きませんが、数は釣れました。ほぼ9割がピンポン。

船宿でフグを捌いてもらいますが、他の人のを見ても数はあれどやはり型は出ていません。船長が棒身で10cmちょっとの身を手にして言います。「これくらいのが何にしても美味しいんだよ」。これはその通りです。刺身にするにしても、このサイズが確かに美味しい。唐揚げもグッド! しかし、隣で、捌くのを一緒に待っていた釣り人が小声で言います。「沖へ行って欲しかったんだけどな…」。海が良ければ一発狙いで後半、沖に行ってくれることはありますが、今日の海況では厳しいでしょうね。

今日の釣果妙なものです。数は釣れたし、フグの美味しさも堪能できるのですが、何か物足りない…。贅沢を言うな、は百も承知なのですが、型の良いのが数匹でもいれば違ったのでしょうけど、見せ場の無い芝居を見ているような気分で…。まあ、釣りをする者の共通な性分なのでしょうかね。フグ釣りと言えども型を欲しがるのは。クーラーの中の棒身、数はそこそこなれど空間率が…。ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン…。ある程度フグをやると、要はあのズシンと来る、掛けた時の手ごたえがたまらなくなります。それをあまり味わえなかったのが心残り。

しかし、その夜の刺身に鍋に唐揚げに! ピンポンとは言えそこはフグ、美味い! まあ、フグの本当の楽しさはここにあり、です。

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