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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

フグ釣り編 その27「夢じゃ夢じゃ夢でござる! フグ4連続撃沈!」



フグ
フグ船「元絶潮竿ふぐ150」の穂先が折れてしまい、「絶潮竿ふぐ146」となって、その穂先が棍棒(感度0)と化してしまったため、新しく調達した、私好みの「黒竹グリップ」フグ竿、デビューです。前の竿、折れる前はグラス穂先特有のしなやかさを持っていたのですが、今回のはピンピンのカーボン穂先。シャープな感じです。

ここまでにフグ3回連続で撃沈を喰らい、今日は胸に期するものがあります。云ってみれば新兵器(?)の投入です。このピンピン感度の穂先でフグの当たりを捉えて、カッ! と仕留める! って、これまでもそのつもりだったのですけど…。まあ、竿が変わった事はひとつの気分転換(程度)にはなります。これを機にリールも、少しだけハイギヤードのABU4600C(今まではマゴチ用)の糸をPE2号に巻き変えて、見た目だけはフグオヤジのタックル、っぽくなっています。

出船前、一人静かに燃えています。これまでフグをやってきて、ほぼ規定数(80匹と思ったら1匹足りなかった。1匹バラシ…)もクリアしたし、3連続撃沈の前は少なくとも規定数の半分以上は釣り上げています。何としてでも、4連続は喰いとめねば。十ン年船釣りをやってきて、このようなドツボは「ヒラメ3連続ボウズ」「午前・午後船通しでボウズ」以来…、って、ヒラメは船釣りド初心者の頃だったので「そんなもんか…」位に思い、午前午後通して「一日2回のボウズ」は爆弾低気圧のせいなので(他に何人もいた)、それほどのダメージはありませんでしたが…。今はホンマに「ドツボ」状態。なんたって、3連続「スソ(その日一番釣れなかった人…)」なのです。あってはならない事です…。

既にプライドはメタメタ。もう怖いものは無い!怖いのは「ボウズ」のみ!って、「まさかそうはならないよな…」、と、強気と弱気が交互に頭の中を回り続けている、出船前の私…。

さあ河岸払いです。気合丸出しの私を、女将さんが手を振って、笑顔で送ってくれますが、気のせいか、なんとなく「プッ」って噴き出すのをこらえているような表情に見えるのは、何故でしょう…。

海今日は北西、といってもほぼ北の風です。北の方に向かう船足は遅く、とにかく寒い…。幸い、海のウネリは2m程度で、あまり潮水を被ることはありませんが、やはり寒い。寒いと「気弱」になってしまうのが人間の本能です(私だけか…)。某太東沖のヒラメ船は大船団。今、イワシが相当に入ってきているそうで、釣果は好調。連日大型も上がっているようです。そちらを眺めながら、「ヒラメもいいよな…」って、そちらで傷を癒そうなどとチンケな気持ちが湧き上がりそうになりますが、「フグにケリを付けずして、ヒラメ無し!」と、気合を入れ直します。しかし、寒い…。

ポイントに着きました。海況は悪くありません。「黒竹グリップ」は、なかなかいい感じ。穂先がピンピンで、底も取りやすい。私の数多い悪い癖の中のひとつ、「大合わせ癖」が出ぬよう、細かく誘いながら、手首を軽く返す程度の空合わせでリズムを作ります。すると、3投目で来ました! 30cmには届きませんが、良型。やったね!そして、しばらくすると、またヒット! 今度のは少し小さいですけど、なかなか良い型。

最初の流し替えです。気分は「余裕のヨッちゃん」。次のポイントでも、またちょっと小さくなりましたが、フグゲット!「今日はイケる…」。4連続スソは脱出できる(志、低…)!。

フグしかし…、その後が続きません。そうすると私の悪い癖、「合わせがドンドン大きくなる」状態です。これ、頭では分かっているんですけど、身体が…。結局、底のフグを散らせているばかりです。仕掛けも3つロスト。ようやく、掛かっても、ピンポン…。私の桶では、フグがノビノビとスイスイ泳いでいます。しかし、お前たちは「マトリョーシカ人形(ロシアの木製人形。入れ子になっているアレ)か!」。だんだんと順番通りに小さくなっていきます。既にピンポン…。その先は…。時間がスカスカと過ぎていきます。

ハイ、4連続撃沈、スソの確定、…です。言い訳じゃありませんけど(言い訳です…)、この4連続とも、船中は渋々です。規定数どころか、ツ抜けで一苦労の釣況でした。80匹の人の横で数匹、という、人格まで否定されかねない(アホか…)状況ではありません。とはいえ…、スソはスソ…。

何という事か…。船釣りを始めて十ン年…。思わず、あの「柳生一族の陰謀」、萬屋錦之介のラストシーンが浮かんできます…。

「これは夢でござる、左様、ただの夢でござる。
かかる悪夢に惑わされてはならぬ、
かようなことのありえようはずがござらん、
夢じゃ夢じゃ夢じゃ夢じゃ夢じゃ夢じゃ夢でござる!」

フグの泳いでいる桶を抱いて、喚きたくなるような心境…。ウッ…(嗚咽)。

フグに翻弄されております。なんか、「船釣りサイト」のつもりが、「フグ釣りサイト」になったりして…。しかも、「房総釣り師」改め、「釣れない釣り師」とかになって…。「釣れる時は釣れる」ですが、ひっくり返せば「釣れない時は、釣れない」…、です。

「何考えてんだよぉぉぉぉぉぉ! 俺は!」。フグに負けてたまるか!次は見てろよ(誰が見る…)! 「男らしく、行ってやろうじゃねえか、フグ地獄!」、って、ホントに行く…?

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