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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

フグ釣り編 その35「改めて思う事 外房と東京湾のフグ釣りは全く別の釣り物」



フグ
あまり思い出したくもないことですが、荒波で有名な某大原の船で、十ン年、ミヨシで踏ん張っていた矜持がすっ飛んでしまいました。ハイ、ヒラメ釣り船とフグ釣り船で船釣り歴の中でも初めてのスッテンコロリン、しかも同じシーズンにやってしまいました。幸い、大きな怪我には至りませんでしたが、少々痛い…。それよりも、恥ずかしい…。歳のせいにはしたくありません。が、少々バランスの取り方が怪しくなってきたのかも、です。ってなことで、外房でのフグシーズンは始まっているのですが、いつも以上に天候を気にしてしまう自分が情けない。また船上でスッ転んだら、落ち込むだろうなあ…。私が乗るフグ船はもともとが職漁船なので、船足優先で幅が狭く、波が強い時にはローリングが結構きつい。まあ、転ぶときには誰でも転ぶのでしょうけど、嫌です。

フグしかし、フグは喰いたい。で、ふと、では波が比較的穏やかな東京湾という手もあるかと思いましたが、この東京湾のフグには何度か苦渋を舐めさせられています。外房でもそうですけど…。住んでいるところから湾奥までは30分もかからないでしょう。引っ越しをしてから船釣りは外房オンリーになっていますけど、たまには…。って、何と日和見的な性根であることかと忸怩たる思いを抱きつつも、フグ鍋を思い浮かべてしまう私…。

ですが、ここで改めて思い返す、と言うか考えてみて、外房のフグ釣りと東京湾のそれとは、まったく違うと言ってもいいのです。これは、湾奥は緑の方の船の「バルーンハンターのパイオニア」船長が言い切っています。「よく、東京湾のフグ釣りで外房みたいにやっている人がいるけど、まったく違うよ」って。その辺りの、初めて東京湾のフグに挑戦した時の事は「フグ釣り編 その3」に書いてあります。ではどう違うのでしょうか。まず、見た目には以下のような違いがあります。

【東京湾フグ】
■タックル:竿は8:2のくらいの先調子で、長さは1.5mから1.8m位ですかね。10号負荷。短めのメバル竿(?)使う人もいましたけど、専用竿の方が有利です。
■餌   :アルゼンチンエビ。人間が食べてもおいしそう。これの皮を剥いて使います。
■仕掛け :錘は10号。で、カットウ針は1本。2本針は見たことありません。

【外房フグ】
■タックル:竿はやはり8:2くらいの先調子で長さも同じくらい。ただし、錘負荷は25号~30号。カワハギ竿でもOK。1.8mが扱いやすいですけど、2.1m位でも行けます。
■餌   :船宿の餌はまずアオヤギ。当たりを出すための特餌で鶏肉の皮やユムシなんかを使う人もいます。ユムシの実物を見たい人はWEBで検索を。なんか、タラコみたいな虫。
■仕掛け :錘は25号~30号。カットウ針は最近2本が殆ど。もちろん1本でもOK。

まあ、何がタックルの違いになっているかと言えば、まずは「波」でしょう。外房の某大原で10号錘じゃ潮に吹き上げられて、底を取るどころじゃないと思います。フグは底の方ベッタリにいますから、底が取れなきゃ釣りになりません。ちなみに東京湾のフグにはカットウ以外に「喰わせ」の釣りがありますけど、これはカワハギ釣りを想像してください。エサは細かくちぎったアルゼンチンエビ。タックルはカワハギと同じようです。錘も。私はやったことありません。フグの喰わせやるならカワハギの方に行きますから。ちなみに、この「喰わせ」と「カットウ針」の仕掛けを合わせたハイブリッドな釣り方が外房にありますけど(東京湾にもあったかな…)、多くは底のホウボウ狙いで、私は男らしくカットウ一筋でやります。ちなみに、カットウ仕掛けの上に付ける「喰わせ針」を「スケベ針」とも言います。って、他の言い方考えろよ…。

で、外房はまず「凪」の中でノンビリ釣りを、なんてのはかなり確率の低い海ですので、やはり底を取るための錘が重くなるのでしょう。潮の流れも速いですから。で、東京湾の「繊細」なタックルに比べるとフグの当たりなんて殆ど分かりませんので、ベテランの方でも「タイム釣り」で、たまに空合わせフグ ボウ身をいれて、まぐれ釣りを狙います。東京湾のフグ釣りでは竿先に小さな当たりが出ます。フグはカワハギ同様、ヒット&アウェイが上手いエサ取り名人ですから、大物でも当たりは小さい。その当たりは手元に来るようなものではないので、竿先を見つめて取ります。ですから「東京湾のフグ釣りは目が疲れる釣り」とかって言われています。最後に美味しそうな「ボウ身」に捌かれてしまうのは同じです。で、その辺りまでなら、まあ、外房も東京湾も見た目には同じカットウフグなのですが、どうも「掛け方」が違うようなのです。

どう違うかと言うと、下手クソの解説ですけど、外房ではシャクった時にフグの腹にカットウがかかったら、すぐに巻き上げず、確実にカットウをフグの腹に突き刺して(気持ち的にはもう一丁しゃくってとどめを刺すような感じですかね)そして釣り上げます。東京湾では、空合わせもやるのでしょうが、宙層で当たりが出るようなので、そこでシャクって掛けようとするとフグはコロンと逃げますから、そのまま底までゆっくりと仕掛けを戻し、仕掛けが底で「横」になった状態からクッと合わせて掛けるようです。どうも、フグは食い意地がはっているので餌をそこまで追いかけるようですね。目はあまり良くないらしいのでユックリと底へ誘導する感じでしょうか。外房でも波の穏やかな時、そんな釣り方をしている人を見かけました。東京湾から外房に遊びに来たのでしょうか。

太平洋いずれにしても、「全く」と言っていいほど、外房と東京湾でのフグ釣りは「同じように見えて、違った感覚を要する」釣りです。私は、東京湾の釣りが感覚的に全然合いませんでした。てなことで、やはりいくらフグ鍋が食べたかろうと、東京湾のフグは素直に釣れてくれないだろうなあ。かといって、外房でも簡単に釣れるものでもないけど、やっぱ外房か…。と、天気予報に敏感となる毎日です。

ところで、東京湾の大貫沖辺りで海苔ヒビを狙ってくる湾フグを喰わせ仕掛けで狙わせる船宿もありますけど、間違ってもカットウ仕掛けを持ち込まないように。以前はOKだったのですが、どうもカットウで海苔ヒビを傷つけてしまう釣り船が多かったらしく、今ではカットウ禁止のようです。どこでも、職漁と遊漁は上手くお付き合いしていく必要があります。もともと、仲が悪いのですから。

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