房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

ヒラメ釣り編 その4「ヒラメは活餌しか喰わない? いいえ、喰います」


ヒラメ
よく「ヒラメは死んだ餌は絶対食わない」と言い切る釣り人がいます。また、「活きのいいイワシに喰ってくる」とも言う方がいます。別に反論したい訳ではありませんが、そんなことはありません。塩イワシでもヒラメは釣れますし、私はむしろ「活きのいいイワシ」より「多少ヨタって、弱っているイワシ」でも十分に釣れると考えています。

ヒラメの目はご存知の通り上についています。これで底から上を睨んで餌を狙っている訳です。余談ですが、上司の事ばかり気にして部下の事などお構いなしのサラリーマンを「ヒラメ」といいますが…。それはさておき、これは塩イワシを使った根魚釣りの話ですから、根魚編に入れるべきなのでしょうが、とにかくヒラメが釣れた訳ですから、ヒラメ編に入れます。

下から餌を狙っているヒラメにとって食べやすい餌とはどんな餌でしょうか?ヒラメはどうも餌を食べるのが不器用な魚のようです。だからヒラメ40なんていうのでしょう。ガジガジと餌を齧るのに、なかなか食い込まない。

塩イワシ大原の根魚釣りでは塩イワシを餌に使います。他、サバの切り身などの場合もありますが、私は特餌をあまり使いません。理由は面倒くさいのもありますが、塩イワシで十分だと考えているからです。もちろん根魚ですからヒラメをメインで狙っている訳ではありません(狙えません)。ただ、塩イワシがダランとした状態では魚も喰ってきてはくれませんから、誘いをかけます。誘い方は人それぞれでしょうが、私は多少大きめに、またイレギュラーな動きも入れて誘います。まあ、キントキのようにやる気満々の魚は誘わなくても喰ってきますし、カサゴ類もそこにいれば喰ってきます。

ハタやヒラメが来てくれないかと思い誘いをマメに入れます。疲れたら止めます…。あくまでも経験ですが、潮が止まっていればお手上げですけど、1ノット程度のまあそこそこ早い潮が流れているときは色気満々で誘います。ハリスが絡んでしまうとお話しになりませんので、潮先に向かって錘を投げ込み、少しでもハリスが絡むのを避けて、塩イワシがあたかも活けイワシのように動いてくれるように誘います。その時、コツと言う訳でもないのですが、私が気を付けているのは単純。塩イワシは殆どが曲がっていますから、とにかく真っ直ぐな奴を探すか、曲がったのを真っ直ぐに伸ばす事です。曲がっているとクルクル回って、おそらくお魚からは餌に見えないかも、ですので。

塩イワシでヒラメで、ハタの方が喰ってくる確率は高いのですが、高根を外れて根の脇辺りに船が行った時、ヒラメに色気が出てきて、誘いを入れます。イメージはイワシの群れから弱ったイワシがヒラヒラと落ちてくるような感じです。もちろん、いつも上手くいくとは限りません。が、事実これでキロオーバーのヒラメを禁漁期の夏場(大原)に釣った事が何度かあります。

それと同じで、活き餌のヒラメ釣りでも、ヨタったイワシが、群れから離れて弱々しく泳いでいるイメージで行けば、何度も新鮮な餌に替えなくてもヒラメは十分に喰ってくると思っています。よくいらっしゃるんですよね、活きイワシを次から次へ替えて行く方が。活きの良さが大事、ってなことはないと思うのですが、私は…。

話がそれますが、あるオニカサゴ船に乗って、アタリが来た時、思わず「喰えっ!」て口にしたら、後で船長からこう言われました。「喰え、じゃないんだよ。喰わないでください、喰われたくないって思うから餌なんだよ」と極めて含蓄の深い言葉を頂きました。なるほど。

要は、魚だけではなく生き物は「捕食」のために活動している訳で、その捕食も効率の良い方法で行っている筈です。逃げ足の速い餌より、弱った餌。それが一生懸命逃げようとしている。陸の生物でもそれを狙います。活きの良さを好むのはグルメな人間だけじゃないでしょうか。

何やら偉そうな能書きで、何釣りの話やら、と思われそうな文章になりましたが、「塩イワシでヒラメを釣ったよ」と言っても信じない釣り人がいます。ちょっとムッとしますが、上手い釣り人は孫針など付けずに大ビラメを上げますし、逆に孫針トレブルフックにこだわって小型の活イワシ餌しか無い時に、その活イワシ餌を縦に泳がせている人もいます。これは釣れない…。妙な常識に捕われると折角の釣りの楽しさが狭いものになると思います。

ルアーだってヒラメは釣れる訳ですから。

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