房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

ヒラメ釣り編 その6「前アタリ、本アタリ、そして真アタリ」


ヒラメ
「真アタリ」。これはどこで聞いた言葉かよく覚えていないのですが、これを意識し始めてヒラメの釣果が確かに上がりました。「前アタリ、本アタリ」という言葉はよく耳にする一般的な言葉かと思います。前アタリは餌のイワシが外敵(本命のヒラメに、マトウダイやサワラ、ホウボウなど)に狙われ、逃げようとして、その動きが竿先に出てくる事。これは小さいククッといったようなアタリ。ヨタった(弱った)イワシだと、これが分かりにくいですが。本アタリとは、餌のイワシにその外敵が襲いかかり、捕食しようと口に咥える事。そこから食い込むまでに少々時間がかかりますが、これが「ヒラメ40」といわれる所以で、40数えるまでしっかりと食い込ませる、もしくはしっかりと食い込ませるまでに40くらい数えるほど時がかかる、と言う事ですよね。食い込めば竿先はグイーンと海中に強く引き込まれます。この辺りの事はヒラメ釣りをされる方は皆ご存知の事で、私もこのように釣っていました。

ヒラメしかし、この食い込ませるのが難しくて、よく合わせのタイミングがうまくいかず、スッポ抜けていました。で、この「真アタリ」ですが、本で読んだのか、誰かに聞いたのか記憶にありません。ヒラメ釣りはまずアタリが来て、このアタリを逃さず確実に掛けることが当然ながら釣果につながります。もっとも、そのアタリを取るために誘いと言うテクニックがありますが、ここではそれは置いといて「真アタリ」なるものについて書きます。
「前アタリ」については前述した通りなのですが、次の「本アタリ」の中に「真アタリ」があり、それが分かればヒラメは掛けられる、と言う事です。「えっ、何それ?」って思われる方もいらっしゃるでしょうが、私はそれを聞いた時(もしくは読んだ時?)、「なるほど」と腑に落ちました。

マゴチつまり、ヒラメは捕食がそれほど器用でない、というのはよく言われていることですが、器用でないというより、その捕食行為が独特なのだ、と言う事です。青物などのように、一発でガツッと上手く食べられないのではなく(ヒラメも大物は一発で来ることもあります)、まず、餌を見つけるとその側面から餌を潰すように噛むのだそうです。餌をまず弱らせて、それからいただく、という事ですね。これは釣趣の似ているマゴチの場合も同じです。マゴチの口から出てきたメゴチは胴体や頭近辺が潰れていますので、確かに捕食のまえにカミカミしているようです。マゴチの場合は食い込むまでがヒラメより少々早いのか「マゴチ20」なんて言われますよね。

この、餌を弱らせるために噛んでいる時、それが弱いアタリだったり強いアタリだったりする訳で、前アタリから本アタリに行くのが見極めにくい。餌を咥えているだけで、まだ餌が口に入っていない状態でもグイッっと竿先を海中に引き込む時があるようです。この時に合わせると、無残な歯形がついたイワシがスポッと抜けて上がってきます。また、餌を噛んでいる時に何かの「違和感」で、餌のイワシを離してしまう事もあるようで…。その場合も、歯形のついたイワシが上がってきます。この違和感ですが、某鹿島の船長によると、竿の不要な動きや、ロッドキーパーから乱暴に竿を外してしまった時のガチャッという振動だとか言います。「船長のアドバイス」にも書きましたが、最初のアタリの時は放っておいた方がいいとか…。

で、いよいよ「真アタリ」とは? ですが、結論から言うとヒラメの口、理想的には食道にイワシが入った時のアタリだそうで、そんなのどうやって見分けるんだ、って言われそうですが、私もハッキリと明確に分かる訳ではないのですが、グイグイッと連続的に引き込まれるときはまだイワシを咥えているだけの状態で、それが一瞬の「間」を置いて、一気にグイーッと持って行かれる時、それが「真アタリ」で、イワシがヒラメの口の中に完全に入った時だそうです。

理想的に言うと、イワシがヒラメの食道(口の奥)に入った時、よく言われますがテープを剥がすように合わせを入れると、イワシに掛けている針がヒラメの閉じた口の中を走り、歯の内側に針が貫通するとか。言われてみればきれいに合わせが決まった時、針はヒラメの歯の裏側にキチッと掛かって、針の軸は外に出ています。当然、ハリスや、チモトを傷つけられることもない。ヒラメを捌く時、針から外れたイワシが食道に見事に入っている事があります。大抵は釣り上げる時か、釣り上げた後に吐き出してしまいますが。

あくまでも感覚的なイメージに過ぎないのかもしれません。ですが、私、確かにそれを意識し始めてヒラメのスッポ抜けや、マゴチのスッポ抜けも減って、GETする率が上がったと思っています。もちろん、「ヒラメ40」などお構いなしにガツッと一発で喰ってくる大型ヒラメもいますけど。そんな時はいきなりグイーッと引き込まれて、それに耐えている間に掛かっています。

ちなみに、これはテクニック論ではありません。この「真アタリ」なることばが「ヒント」になってヒラメの釣果が上がったのは事実です。もちろん他の要因もあるのかもしれませんが、私はそう感じています。釣りに限った事ではありませんが、たまにありますよね、何かの言葉やふとしたキッカケで調子が好くなる事。

「釣りたけりゃ、釣れるまで行け」とか、「釣りたけりゃ、釣れる所に行け」とかいった至言もありますけど、やはり、釣りには試行錯誤が釣果につながっていく、という楽しさがある訳でして。

「釣りは釣果のみにあらず」というストイックな言葉もあります(自分で勝手に言っている)。が、「釣れなきゃ面白くない」です。だって、美味しい魚、食べられませんから。私の釣りのモチベーションは、食い意地。だから、あの手この手ですな。

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