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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

色々船釣り編 その11「ホウボウも鳴く 寒さかな」



色々船釣り
確か「冬の海 ホウボウも鳴く 寒さかな」という句だったと思いますが、ホウボウ自体は冬だけではなく、年中釣れる魚です。カワハギやキス釣りの外道としてもきます。ただし、「手乗りホウボウ」とでも言いたいくらいの小さいものですが。句にあるようにこのホウボウ、釣り上げるとボーボーと鳴きます。浮き袋を使って鳴くようですが、この浮き袋が「鳴き袋」といって、珍味です。コリコリとして、独特の食感があります。

ホウボウ砂地の底べったりにいる魚で、腹びれが変化したものなのか、尖った足(手)のようなものが出ていて、それで海底を這い、甲殻類や小魚を捕食しているようです。カサゴの仲間です。似たような魚にいカナガシラがいますが、こちらにはあの独特の羽根のような胸びれはありません。年中釣れるとはいえ、産卵期は春の終わりから初夏にかけてで、やはり一番美味しい旬は句にもあるように冬でしょう。なんせ脂がのってきますから。今でも専門の釣りものとして鹿島辺りでは出ているようです。フグのカットウ仕掛けの間に食わせ針を入れて狙っている人もいます。

大原でも以前はホウボウ五目という釣りもので、ハナダイなんかと一緒に狙わせてくれました。今はヒトツテンヤマダイ人気に押されてか、殆どやってないですけど。まあ、昔もしょっちゅう出ていた釣りものではないですが、たまたま好きな連中が集まると主に午後船でやっていました。私も船長に誘われてやってみるとこれが面白い。基本的には胴付仕掛けですが、一番下にキス天秤を付けてそこから針を出す仕掛けが独特でした。まさに底べったり狙いの仕掛け。針は海図針。吸い込み重視という事でしょうか。アタリ即合わせ、がこの釣りの基本でした。アタリは小さく、今思えばヒトツテンヤマダイのような感じの釣りでした。餌も冷パン(凍ったエビ)でしたし。

錘が60号とけっこうヘビーな釣りなのですが、とにかく底べったりを取って、少しでもアタリが来れば大合わせ!何度か、船が出ればそれに便乗してやっていましたが、私が頭になる確率がけっこう高い釣りものでした。何故か? 理由は簡単、ヒラメ編に書きましたが、私はいつも底を狙っています。底べったりなら、任せとけ、ってなもので。大原は長周期のうねりが入ってきますので、一見大人しそうな海況でも船が常に上下している場合があります。マメに底を切りなおさないと仕掛けが「底べったり」とは行きません。40cmを超える良型になると、丸々とした太さのものが上がってきます。宙層での引きも結構楽しい。鍋ネタに良し、刺身も良し、焼きでも唐揚げでも、美味しくいただけます。とにかく、この冬の時期のホウボウは美味い!

で、このホウボウですが、先に書きました通り、その最大の特徴は美しい胸びれです。エメラルドグリーンにサファイヤブルーの縁取りで、まさに「羽根」と呼びたくなるような胸びれを広げて泳ぐそのさまは宝石のように美しい! 不謹慎ですが、時々、釣り上げてしばらくは海面でお散歩のように泳がせ、その美しさを楽しむことがあります。

どんな魚もそうですけど、魚体の持っている美しさは「生きている時」まで。メジナや、シイラ(隣の人が釣りました)が顕著ですけど、釣り上げた時の魚は皆美しい色です。それを拝めるのは釣り師の特権ですね。魚屋さんに並んでいる時にはもう、その美しい色はありません。

ホウボウはヒラメの外道としてもポピュラーな魚です。釣り上げた時はぜひその羽根(胸びれ)の美しさを鑑賞してください。ホウボウは私にとって、ヒラメ釣りの裏本命です。美しいし、美味しい。

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