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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

色々船釣り編 その23「ちょっと怖い、夜のタチウオ釣り…」



色々船釣り
タチウオの夜釣りって経験されたことありますか。釣りものとして無い事は無い(波止からの浮き釣り等)と思いますが、タチウオに夜釣りのイメージは持っていませんでした。「幽霊」とも称される魚が、暗い海から銀色の身体をくねらせて、あの顔で上がってくる事を想像すると、ちょっと怖い…。

で、これは、私がまだ船釣りを始める前の話なのですが、その頃は東京にいて、釣りとはやや疎遠になっていた時期です。仕事で四国に出張する事となり、せっかく来たのだからと(仕事をちゃんと終えた後です)四国の知人を訪ねたら、「夜釣りに行かないか」とのお誘い。その知人は四国のやや田舎の小さな漁港の近くに住んでいました。釣り好きの私が行かないと答える訳がありません。

で、私はてっきり、波止(防波堤)か、浜からの投げ釣りと思っていたのですが、なんとその知人がボートを引っ張り出してきました。エンジンはありません。手漕ぎです。最近、買ったそうです。「おいおい、夜に海に出るのかよ…」。いささか面喰いました。知人も釣り好きですから、道具は全部貸してくれますが、竿もリールも無し…。何を釣るんだと聞くと、「タチウオ」とか…。タチウオの夜釣り…、しかもボートで…。イメージしていた、波止辺りでのメバル釣りかカサゴ釣り、アジ釣りではありませんでした。頭の中で泳いでいたメバルやカサゴがどこかに行って、暗闇にうねるタチウオのイメージが…。ちょっと、腰が引けるような…。

タチウオ道具は木の枠に巻いたナイロンの道糸。そして仕掛けは、その時始めて見ましたが「潜航板」という、板状の大きな浮き。餌はありません。針に半割のタコベイトをチョン掛けです。「潜航板」というのは漁師の人が使う道具のようですけど、これを船から曳いて釣るとか。形も使い方も様々ですけど、知人の用意してくれたのは子供のサンダルより一回り小さな木の板で、もうハッキリと記憶に残っていないのですが、船のような形をしていたと思います。これが、タチウオが掛かると、何故かクルッと反転するのです。それを見なくても(暗くてよく見えない)、タチウオが掛かれば、竿無しの手釣りですから直接、手にアタリがダイレクトにきます。

ボートに乗って内湾の沖に出ますが、当然、真っ暗…。唯一の明かりは知人が頭に巻いている電灯。当時はLEDなんてありませんから、まさに懐中電灯程度の明るさです。聞こえる音は、知人が漕ぐオールのキシミ音と水切り音だけ。船べりから手を伸ばして水面をバシャッと叩くと「夜光虫」が燐光を放ちます。夜光虫は刺激を与えると光るのです。

夜の海かつて、私も同じ瀬戸内海の沿岸に住んでいたのですけど、私が住んでいたのは四国ではなくて反対側。このような釣りはやった事がありません。何とも、幻想的な世界です。月が出ているのでわずかに浜の辺りは見えますが、ホントに真っ暗。右の写真は海での船釣りの時、まだ暗い海上を撮ったものですが、全く何も映らず、真っ暗…。こんな感じの中で潜航板を曳いて、タチウオの手釣りです。正直、ちょっと怖い…。

しばらくすると手にククッと反応! ハイ、釣れました。型は出ませんが、60~70cmの食べごろサイズがけっこう釣れます。知人は慣れた手つきでタチウオの首を掴み、船べりに頭を叩き付けて〆ます。何ともワイルドな釣りです。暗い海から銀色の身体をくねらせて上がってくるタチウオ。やはり、これまで自分が経験してきた釣りとは何とも趣の異なる釣りです。楽しかったというより、ちょっと怖かった…。

それ以来、そのような真っ暗な海の上での釣りはやったことありませんが、未だにイメージとしては不思議な感覚で残っています。多分、瀬戸内海ならではの、地元の人が楽しんでいる釣りなんでしょうね。こちらでは聞いたことも見た事もありません。もう一度、やってみたいような、でも、やっぱり夜の海が怖いし…。

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