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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

色々船釣り編 その27「左舷は子供会 右舷はPTA総会 無情のイサキ…」



色々船釣り
イサキのシーズンがやってきました。毎度の大原では、例年、ヒラメシーズンが終わった5月くらいからイサキ船が出始めます。イサキは面白いのですが、やはり狙いはあの、魔味ともいわれる「白子」です。となれば狙うは「梅雨イサキ」。ですが、この梅雨前の時期、どうもイサキが好調のようです。試し釣りというわけでもありませんが、白子はまだ育っていないでしょうけど、寒イサキには敵わないにしても、この時期のイサキも美味しいので、ここはちょっと行ってみようかと。

イサキ初夏に入ったとはいえ、まだ朝は暗く、夏の気配はありません。天気は穏やかですが、気になるのは東寄りからの風…。多分、昨夜から吹いているのでは…。高速を愛車の六気筒エンジンを唸らせながら安全運転で飛ばします。まあ、東寄りの風といってもそれほどは強くないし、気にすることもないか…、なんて自分に言い聞かせながら、九十九里のバイパスに入って行きます。うーん、海沿いの道に入った途端、けっこう海側から風が吹いているみたい。ヤだな…。なぜか私、東からの風に縁があるみたい。西風にはめっぽう強いといわれる大原で西風に恵まれたことはあまりないし…。「持って」いないのね、私って…。

なぜ東からの風を不安に思うのかというと、今の時期、まだ海水温は低く、「海の気候は一か月遅れ」なんて言いますから、海水温は4月頃のまだやや冷たい状態でしょう。大原は遠浅なので、好天が続けば水温が上がってくるのも早いみたいなのですが、東からの風が吹くと、沖の冷たい海水を寄せてくるみたいです。

まあ、とはいえ、楽しい釣りです。自然を相手の遊びですから、その自然をどうのこうのと言っても詮無し。あのダービーブラウンのイサキが海中から躍り出てくる姿は美しいものです。当たりも、まさに魚らしい(だって、魚ですから…)クンクンといった引き込み。このイサキ釣りは大原で唯一「コマセ」が使える釣りです。コマセビシのサイズは黄色のFLという規制があります。昔はアンドンビシやLサイズのビシが使えたのですが、飯岡あたりからこのコマセカゴのサイズ規制が南下して、今では勝浦辺りも規制されているみたい。そのうち、小湊や江見辺りもそうなるのでしょうね。コマセカゴのサイズ規制は遊漁船による「魚の乱獲保護」が建前の理由だそうですが、アホらしい…。要は、職漁船の圧力ですよ。コマセを撒くと魚が釣れ過ぎるとか、海が汚れるとか…。全く根拠のないイチャモンです。

と、ここでムカついても仕方ありません。とにかく、楽しいイサキ釣りです。漁港につくと、ここのところのイサキ好調を反映してか、多くの釣り人の姿。船はほぼ満船です。私はいつもの左舷ミヨシに陣取り出船前の準備。大原は波が荒いので、一番揺れるミヨシはたいてい空いています。私、三半規管がどうにかなっているのか、まったく船酔いしないので、いつもこのミヨシが定番です。左舷に座るのはゲン担ぎの様なもので、どうも右舷に座ると釣果がいまいちなので…。まあ、気分的な問題です。

さあ、出船です。この瞬間が文句なしに好きです。今日の釣りへの想いが楽しく頭の中を駆け巡り、イサキの群れが泳ぎ始めます。船の両弦には釣り人がビッシリ。東からの風なんて関係ありません。皆、昨日までのイサキ好調の情報で集まった方たちです。帰りにはクーラーにイサキが満タンの予感で頭が膨らんでいます。もちろん、私も。しかし、港を出ると少し風が強くなってきましたね…。うねりはそれほどでもありませんから、海は良い状態ですけど。

イサキ仕掛けハイ、やはり東からの風はいけません。釣れない時間が続き、両弦ともポツリポツリの拾い釣りです。半数の釣り人にボの字の予感…。船中ダブルもトリプルもなし…。こうなりゃ、とにかく「あの手この手」です。仕掛けを、カラー針、金針、バイオイカタン、ハリスの号数を落としてみたり、長さを変えたり、底を狙ったり、棚の上まで広く探ったり。船長に聞くと、イサキの反応はバッチリ出ているのですけど、どうも口を使ってこない状態のようです。船中は厳しい結果に…。で、その時思い出したのですが、「そういや、同じようなこと、以前にも…」と、本サイトの釣行記を読み返してみると、この「色々船釣り編 その18」に「東風吹かば…、どこへ行ったのイサキくん」というタイトルでほとんど似たような内容の記事を書いていました。

しかし、今回はその時とは違う展開が…。まあ、とりあえず何とかツ抜けしたので喜ぶべきなのですが、私の左舷にくるのは可愛らしいウリンボウばかり。以前の記事に書いた釣行の時はみな同じくらいの可愛いサイズしか来なかったのに、右舷に来るのは釣り上げられて船上でドッタンバッタンと暴れる良型。左舷の私のはパタパタパタ…。まるで、左舷はイサキの「子供会」で、右舷は「PTA総会」でもやっているみたい。他の釣り人も同じ感じ。数は出ませんが、右舷側は良型のイサキが上がっています。左舷はみな可愛い…。なんと無情な「右と左の泣き別れ」…。これが釣りの不思議なところです。釣り座がわずか一間違った隣り合わせでも、片方は大漁、で、片方はボの字寸前、なんてこと、珍しくありません。船長は皆に公平になるように潮に対して船の位置を流し替えてくれているのですが、それでも泣きたくなるくらいの差が出ます。

イサキ ウリンボウ今日はシブシブとはいえ、何とかツ抜けですから満足して帰るべきなのでしょうが、これまたよくあることなのですけど、「好調!」なんて時に、私が行くと途端にシブシブに変わることが…。気のせいと思いたいのですけど…。家に帰って可愛いイサキを捌きます。今日の釣果を記念撮影、なんて、近くによって大きく写しても、ウリンボウはウリンボウです…。塩焼きとナメロウでおいしくいただきました。白子は…。このイサキ釣りだけなんです。梅雨が待ち遠しいなんてのは…。

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