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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

色々船釣り編 その29「朝の通勤電車の中で釣りをしているような… 気分」



色々船釣り
お正月 イラストオヤジの正月は朝から酒で酔っ払い、上も下もないような状態ですが、ふと、釣りを始めたころの初釣りの事を思い出しました。大抵は3日の日にお付き合いでアチコチの船宿に行っていたのですが、初めて正月に一人で初釣りを敢行したときの事を思い出しました。釣り物はカワハギでしたね(今、カワハギ釣りに関してはボート釣りの方に書いていますけど)。船宿は湾奥の黄色い船の宿。先に「敢行」と書きましたが、正月に初釣りとなるとけっこうな覚悟がいるのです。お付き合いで行く時は遠方(伊豆など)でのグループ釣行となりますので、誘ってくれた人が手配してくれて、まあ、それなりに気楽に行けるのですが、湾奥という近場の船宿となると、当然、正月は混みます。毎年、元日はお休みで、2日からの営業となります。

この2日というのが混むのです。この時期の人気の釣り物はカワハギ、オニカサゴ。毎年、船が二艘出しになるくらいの人気です。で、この時期の私はカワハギに熱中していて、とにかく、初釣りというより釣りに行きたかった。カワハギ船の出ている船宿はたくさんありますけど、私はこの黄色い船でズッとカワハギをやっていましたので、今更勝手の分からない(まあ、システムは大体同じですけど、気分的に…)船宿に行く気もしませんし、とにかく混むのは分かっていましたが、どれくらい混雑するのかは分かりません。家で酒でも飲んでた方が…、なんて気分もありました。

しかーし! 船釣りを始めて間もない頃は妙に気合が入るもので「混雑如きに気後れしていて、それでも釣り師か!」なんて意気がった思いに駆り立てられるのです。どれほど混んでいようとも、海に竿さえ出せれば釣りはできる! ってな事で、元日の夜にカワハギ釣行の準備を、家人の冷たい視線を背に受けながらイソイソと始めました。

さーて、2日となりました。湾奥の船は午前7時に出船ですので外房などで4時半とかに比べれば少々のんびりと出発できます。艫とかミヨシの釣り座を取ろうと思えば、早目に家を出ることになりますが、今回はどこでもいいから釣りができればいいので、それほど急いで家を出ることはありませんでした。正月に一人釣行という初の試みでしたので、多少の緊張はありましたが、まあ、船釣りに夢中になっている頃でしたので、釣りに行くとなれば何であれ、気分はウキウキです。冷え込む正月のまだ暗い朝に、湾奥まで「イザ!」です。その頃に住んでいたのは比較的湾奥に近い所でしたので、30分も車を飛ばせば到着でした。で…。

船宿について、早目に家を出なかったことをいきなり後悔しました。もう、駐車場は満杯。多くの釣り客でごった返しています。思わずその熱気に気圧されて、「帰ろうかな…」と思うほどに賑わっています。係の人が私の車の窓を叩きます。窓を開けると「釣りものは…!」と尋ねられ、「カ、カワハギ…」と答えると、船宿からは全然離れたところに誘導され、「鍵は付けたままにしておいてね」と念を押されます。これはまあ、いつもの事です。係の人が、車を整理するために動かして、船が戻ってくる順に車が出られるようにしてくれます。余談ですが、以前、隣の宿(緑の船)で、係の人がいなかったので勝手に車を停めて、他の釣り物が終わるまで駐車場の奥に1時間以上閉じ込められたことがあります。

さあ、釣りの支度を終え、船に向かいます。この頃は船に直接行って、クーラーを置いたり、船べりに竿を立てたりして釣り座を確保していましたが、今は宿で釣り座の札を取るシステムみたい。まあ、早い者勝ちってのは同じですけど。カワハギ船に向かうと、もう船べりには竿がズラリ。足元にはクーラーがあちこちに置かれています。どこが空いた釣り座なのか分かりません。で、係の人に聞いて、とりあえず釣り座を作ってもらいましたけど…、狭い…。最低でも一間(いっけん:約1.5m位)は欲しい所ですが、釣り客の数を見ればこれが精一杯か…。1mも無い程度の釣り座。いや、もしかしたら二艘出しで配船の最中かも。もう一艘出れば、さすがに釣り座には余裕が出るでしょう。近くにある、オニカサゴの船は既に二艘出しです。

混雑釣り船釣り座が確保出来たので、寒いからキャビンで少し休もうかと思ったら、なんとキャビンも満員。まあ、そりゃそうでしょうけど。で、何とか入り口辺りで寒さを凌ぎます。出船の時刻が近くなり、自分の釣り座に向かうと…。なんと、1m弱程度の釣り座が、70cm位の幅に…! エ…。二艘出しは無いのかよ。と、あまりの釣り座の狭さに目が点になっている時、船長の声が聞こえました。「あのお、すいませんが、胴の間(船の真ん中の釣り座)の人、ちょっと艫の方に少しだけ寄ってくれませんかぁ」。だってよ…。さすがに周りの釣り人からも、「まだ詰めるのかよ!」「もう一艘、出さねえのか?」という声が漏れ聞こえてきます。ハイ、配船の都合でカワハギ船はこの一艘だけのようです。右の画像はある日のフグ釣り船(肖像権に抵触しないよう、少し画像をボカしてあります)ですがこれも釣り客でビッシリですけど、この時は1m位は釣り座があったような…。この倍くらい混んでいたという事でしょう。

もう、釣り座というか、朝の通勤電車の吊革につかまっているような感じです…。隣の釣り客と肩が触れそう…。釣り座は体の幅程度、(感覚的に)60cm位かあ…。両弦に兵隊を満載したようなカワハギ船が東京湾へと向かって走ります。

ハイ、確かに竿は海に向かって出ていますが、ちょっと叩きをいれてやると隣の釣り客の竿と自分の竿が当たってしまいそうです。隣のオヤジは、必死で叩きを入れていますが、竿が左右にぶれて私がそれを避けて竿を動かすと今度は逆隣の人に竿が当たりそうになって…。もう、これは釣りになりません。正直、正月に人気釣りもののカワハギで初釣りを敢行した事に後悔するのみです。ボウズは回避できた程度の釣果だったと記憶しています。天気はよく、雪を頂いた白い富士山がキレイだったのが救いの一日でした。

その日は初釣りって事で船宿がお土産に「海苔」を配ってくれるのですけど、それが人気だとか聞いても、「虚しい…」ってのが本音…。それ以来、正月に近場で初釣りというのはやっていません。今では、お医者様の命令で少々体重を落とし、なんと、皮下脂肪が落ちたせいで「寒がり」になってしまった私…。やはり正月は暖かい部屋で酒を食らって、上も下も区別のない「浮遊感」の中を酔い漂っているのがいいですね。しかし、思い出すに、あれは「釣り」ではない。海に浮かぶ養鶏場。ブロイラーの気持ちがよく分かる…。

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