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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

色々船釣り編 その7「電動全力巻き上げ! 夜の海にJAWS襲来!」



色々船釣り
夜私は夜釣りというのをあまりやりません、と言うか、好みません。子供のころ、投げ釣りで夜の海岸に行った事はあります。また、知り合いのボートに乗って、夜の瀬戸内海で太刀魚を釣った事もあります。手釣りですが。最初は楽しいのですが、何故かだんだんと怖くなってきます。特に何かが起こるという訳でもないのですが、色々な想像や妄想の産物なのでしょうか、本当に怖くなってきます。陸では比較的夜行性なのですが、海はやはり太陽の下の方がいい。夜、ボートで海に浮かんでいると、下手をしたら方向が分からなくなる事もあります。船べりから水面を叩くと夜光虫が燐光を発します。それはそれで幻想的で、美しいのですが、何故かここにいてはいけないような気持ちになります。

で、船釣りを始めるようになってから夜アナゴはやった事ありますが、決定的に夜釣りがダメになったのは、夜のクロムツ釣りをやってからです。冬だと夜キンメでも狙ったかもしれませんが、夏の夜クロムツ釣りは面白いよ、と誘われて、キンメもいいけどムツも美味いだろう、程度の軽い気持ちで釣行に赴きました。

確かに、夏の夜の船上は風も気持ち良く、それなりに趣があります。内房の漁港から出て大島方向に1時間くらい走ったと思います。釣り場に着いた時は完全に真っ暗。もちろん船上に明かりは付いていますが。仕掛けは胴付きの3本バリで錘は120号か150号だったと思います。指示棚は100m前後。思ったほど深くはありません。キンメ用に買った電動リールで真っ暗な海に仕掛けを降ろしていきます。このクロムツ釣り、けっこうな人気で船は満員。海は比較的穏やかで、沖に大島のシルエットが見えます。雰囲気としては楽しめる釣りです。

仕掛けが指示棚に到着し、クラッチを入れて軽く誘うと、第1投目からいきなりガガッとやや下品なアタリが来ました。合わせは必要なく、向こう合わせ。追い食いを待って、電動のリールを入れます。この時、中乗さんから、電動の巻き上げ速度を最高にしてと言われました。えっ…、何で?

理由はすぐに分かりました。ウイーンと高速で巻き上げている途中、不意に竿先がグイッとひったくられるように海面に突き刺さります。そしてスポッと抜けるように竿先が戻り、巻き上げが軽くなります。

サメです。釣り上げる最中にサメがクロムツを横取りするのです。上がってきた仕掛けには、クロムツの頭だけがブラブラと…。アリャマ…。中乗さんに言われました。「その電動、巻きあげ速度が遅いから、手でアシストした方がいいよ」。えっ…、MAXで巻きあげてるのに。普通は仕掛け回収モード。しかし、その後もクロムツのアタリは来るのですがことごとくサメに横取りされます。大体30m程度の深さにサメが層をなして待ち伏せているようです。

何度目かのアタリを取った時、電動MAXに手でアシストして必死で巻き上げ。クロムツは口が硬いので、高速巻き上げでもバレる心配はないようです。しかし、これって釣りかいな…。電動リールで手巻きです。必死でやっと一匹、良型のクロムツを確保。しかし、疲れる…。高速タイプの新型電動リールがけっこう普及しているのか、手巻きアシストをやっているのは私くらい。余談ですが、今の電動リールは小型高速巻き上げ強力タイプになっていますが、当然の事、そういう電動リールは電気を喰います。よく、船の電源が落ちてしまうとかで、バッテリー持参を訴えている船宿があります。私のはやや古い型の中型電動リール。これで遅いと言われたら…。

とにかく、それでも周りではクロムツの頭が釣り上げられてきます。船長曰く。「ここはサメの巣だよ。ちょっと、移動するから」って流し替えした後もやはりサメサメサメ…。隣で釣っていた人がクロムツを丸呑みされたのか、サメを掛けてしまったようです。高そうなワンピースの竿が満月。道糸はまだ相当出ていますから、とにかく上げるしかない。その時ミリミリという音が聞こえてきたような気がしたと思ったら、バチッてな弾けるような大きな音とともにそのワンピース竿が折れました。目が点…。ワンピース竿をへし折るなんて、どんなサメ…。幸い、竿が斜めに弾けてきたようで、釣り人に怪我はありませんでしたが、ショックでしょうね。高い竿、へし折られて。

その時ふと船べりから海面を見ると、心臓が縮みあがりました! 一抱えはありそうな胴体のサメが数匹…! 水面までクロムツを追ってきた奴らしい。まさにJAWSです。船の光に照らされて青光りする魚体が海面でうねっています。船長のアナウンス。「気を付けてよ。落ちたらサメに喰われるよ!」。死んでも落ちるか!

私、結局、何とか5匹のクロムツを確保。一体何匹、サメの餌にされたのかは分かりません。その時見た光景は今だ目に焼き付いています。怖えぇぇぇぇ…。二度とクロムツ釣り、と云うか夜釣りはやらないと心に決めました。

クロムツは刺身でも煮つけでも大変美味しゅうございましたが、とても釣りをしてきた気分にはなりませんでした。ホンマ、あれが釣りかよ…。夜クロムツがお好きな人はどうぞ気を付けて。私はもういい…。

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