TOPへ戻る

房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

色々船釣り編 その9「カワハギ竿でイシモチ釣り…」



色々船釣り
いつものように湾奥から黄色い船で東京湾へ。狙いものはカワハギです。船は出ましたが、朝からのけっこう強い北風。シーズン真っ只中で船は満員。私の釣り座は左舷ミヨシ。東京湾にしてはけっこう揺れます。まだそれほど走っていないのですが海にはウサギが飛んでいます。東京湾は北風に弱く、富津辺りまでは何とか行けても、そこから先がどうなっているのか…。

少々不安が頭をよぎります。要するに、ポイントへ入れるのかどうか…。ちなみに、東京湾で「江戸前」と言えばどこまでかという議論があります。富津までという人。浦賀水道まで入るという人。せいぜいが築地近辺の沿岸という人、色々ですが、本当の所は学者に任せるとして、私はマダイやマゴチ、スズキ、スミイカ、などが江戸の食文化に取り入れられていることから、下浦沖から本牧辺り、そして富津までの沿岸、数十キロの範囲ではないかと思います。

それは置いといて、波と風が次第に強くなってきました。船の揺れも東京湾にしては大きくなってきます。ちなみに、また余談ですが、外房大原の荒波が平気な人が、東京湾の揺れで酔ってしまう事があるようです。多分、波のピッチの違いなのでしょうか。私は自慢ではないですが、どこだろうが船酔いは経験したことがありません。今日の東京湾はけっこう船酔い者が出そうな感じです。富津辺りの手前で船が止まりました。これは駄目かな。船長が海の様子を見ているのでしょう。釣り客の中には顔色が悪くなってきている人もいます。

船長からのアナウンスです。「ちょっと、今日はポイントに入れませんね」。竹岡沖辺りはかなり波が高くなっている様子。海面がうねって白く泡立っています。「だめか、今日は…。船長、どうすんだろ?」なんて考えていると、再び船長のアナウンス。「今日は申し訳ないですけど、釣りものを換えます」。やっぱり。となると、なんだろ?竿はカワハギ竿だし、スミイカやアオリも同じポイントだし、メバルは禁漁期だし…。金沢八景沖辺りまで走ってカサゴでも狙うのかな…。と、勝手に考えていると「イシモチ狙いに換えます」とのアナウンス。私、「えっ…! イシモチ…」。

メバルをやっている時に途中でイシモチを狙わせるというのはよくあります。しかし、しかしですよ、みんなが持っているのはカワハギ竿ですよ。メバル竿ならイシモチやって面白いけど、カワハギ竿だよ!胴がカンカンに硬い…。そう思っているうちに船は本牧方向へ走り出しました。おいおいおい、カワハギ竿でイシモチやれってのかよ…。ビシ竿でマダイやれって言ってるようなもんじゃないの…。

ポイントに着きました。急遽の釣りもの変更ですから、乗客全員にイシモチ仕掛けと青イソメが配られます。仕掛けはサービス。本牧辺りはやや風裏になるのか、風も波も少し弱くなっています。しかし、ホンマにイシモチかよ、って、しつこい?

イシモチが嫌なのではなくて、カワハギ竿でどうやってやれっていうの、という事なんです。イシモチは胴に入る竿でアタリからジックリと餌を喰い込ませて釣ります。要するに、カワハギ竿にはそのしなやかな胴が無い…。

とにかく、イシモチ釣りです。少しでも柔らかい予備の方の竿で臨みます。餌はお約束のタラシの長いイソメのチョン掛け。イシモチの魚影は濃いようです。アタリはすぐに来ますが、合わせが…。何度もかけ損ねます。みな戸惑いながらの釣りです。そのうち、隣の人が腕でアジャストしているのか、けっこうな型を釣り上げました。

イシモチそうなんです。こうなったら、腕を竿の一部にしてイシモチとやり合うしかありません。アタリが来ると、竿先を送り込み、クンクンという引き込みに腕で合わせて行きます。そして、グイッと強く引き込んだら聞き合わせて掛けます。最初は全然合わせられませんでしたが、やっと何とか一匹掛けました。周りでも少しづつ上がり始めています。皆、カワハギ竿でのイシモチ釣りに慣れてきたようです。魚影の濃さに救われて、掛け損ないながらも何とかツ抜け。釣り上げたら即、喉元の身を切ってそこからハサミを突っ込み、イシモチの心臓を切って桶で放血。これで美味しいイシモチが食べられます。

なんだかんだ言っても釣りです。カワハギができなかったのは残念ですが、船上、イシモチの大釣りです。ツ抜けは当たり前といった魚影の濃さ。メバル竿で臨んでいたら、何匹釣れた事やら。カワハギ竿を持ってイシモチを持って帰る。何とも妙な釣りです。釣りものと道具が完全にミスマッチ。

私、イシモチを専門に狙ったことはなく、何かの外道で来るか、エビメバルの途中で船長がたまに狙わせるかでしかやったことありません。初めてのイシモチ専門狙いでカワハギ竿…。まあ、それなりに楽しかった。
某鹿島の船長の言葉を思い出しました。「竿は少しくらい硬めの方がいいよ。やりやすいから。竿の調子なんて硬いのは腕で何とでもなるから」、とか…。

確かに。カワハギ竿でイシモチ、釣りました。まさに「腕」ですね。上手い下手の方じゃなくて…。

色々船釣り編 目次へ





アクセス数ベスト5コンテンツ
★船釣りあれこれ 魚の〆方:野〆について
★ヒラメ釣り編 その4「ヒラメは活餌しか喰わない? いいえ、喰います」
★船釣りあれこれ フグカットウ仕掛け 自作
★ヒラメ釣り編 その6「前アタリ、本アタリ、そして真アタリ」
★船釣りあれこれ 「船長の名言・迷言・暴言」



「釣り」テーマ以外の運営サイト
趣味&雑学&ハウツー運営サイトPR
「ボート釣りを楽しむ」サイト
ボート釣り リンク
「釣った魚を美味しく食べる」サイト
「簡単魚料理」 リンク
■サイトポリシー ■プロフィール
■お問い合わせ
Design by Megapx / Template by s-hoshino.com
Copyright(C) Nasamuk All Rights Reserved.