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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

マダイ釣り編 その24「釣り上げた瞬間、船上に漂うマダイの芳香」



マダイ
マダイ ハナダイいきなりですが、問題です。右の画像、ある日の私のマダイ釣行の釣果ですが、この中で、マダイとハナダイはどれでしょう。答えは左上の桶の中にいる内の2匹です。こんな小さな画像では分かる訳ないですね。ハイ、失礼しました。

マダイ釣りをやる人なら、マダイとハナダイの区別はすぐにつくと思います。私が生まれて初めて船から釣ったマダイは38cmあって、大喜びしたのですが、横にいた知り合いの釣り人に「ハナダイか…」と水を浴びせられるような一言を喰らいました。「え…、マダイじゃないの…」。

その頃はマダイとハナダイの区別などつかず「なんで、マダイと違うの!どこが違うの!」と食い下がりたい思いでした。

よく言われる簡単な見分け方は、エラ蓋の下の方が血が滲んだように赤くなっているのと、尾の端が黒くなっているかどうかです。エラ蓋の赤い血のような色故に「チダイ」とも呼ばれます。スーパーで、マダイと書いてハナダイが売られているのを見る事がありますが、これは完全に表示違反です。まあ、釣りに興味のない方には同じようなものなのでしょうけど。

ちなみに、私が釣ったハナダイ38cmは、ハナダイではかなり大きい方。外房の某船宿には47cmという記録があるそうですが、まだ破られていないようです。マダイはもっと大きくなります。日本レコードは13kgとか。長さはゆうに1mを超えますね。こんなのが海から浮かんで来たら、辺り一面真っ赤になり、まさに「怪物」です。しかし、失礼ながら、浜値(市場での価格)は二束三文でしょうね。以前にも書きましたが、マダイは2kg前後、が一番美味い。船長の中には1.5kgが一番美味いと言い切る方もいますが。浜値でも高値で取引されるようです。

余談が過ぎましたので、本題。マダイ釣りを何度かやると、釣り上げた瞬間にマダイかハナダイか、即、判別する事ができます。それは姿形ではなく、「匂い」です。マダイは、何とも言えない芳香を漂わせるのです。それほど強い匂いではなく、どことなく匂ってくるような、それでいてボディーのある匂いです(釣ったら匂ってみて)。反対の舷でマダイが上がった時でも、風向きにもよりますが、その芳香で「あ、マダイが上がった」と分かるのです。

魚でこのような芳香を放つのはマダイ位でしょう。ハナダイはそのような芳香を放ちません。タイの名を持つ魚は、キンメダイ、マトウダイ、アマダイ、メダイ、イシダイ、タカノハダイ、スズメダイ、テンジクダイなど、数百種いるそうですが、マダイの仲間と云えるのはハナダイにレンコダイにクロダイと、少数の魚です。先の○○ダイたちもマダイと同じ、一応スズキ目である魚が多いのですが、スズキ目自体が多く、マダイの一番の近親種はハナダイです。

南方にはタイワンダイという背びれの前方が長く伸びたきれいな魚がいますが、マダイに近い魚のようです。本物はTVでしか見た事がありませんが。

いずれにしてもマダイの放つ芳香は別格です。その姿形の美しさもさることながら、この匂いがマダイを「日本人にとっての魚の王様」という地位に登らせているのだと思います。魚独特の生臭さなどありません。まあ、ハナダイも美味しいですけど、やはり釣り上げてマダイでないと「ありゃ、ハナダイか…」と云う、少々不憫な扱いを受けてしまいます。

ちなみにオーストラリアに留学経験のある知人から聞いたのですが、向こうではマダイが釣れるよりマトウダイの方が喜ばれるとか。バラマンディ(スズキ目アカメ科、要はアカメですね)が釣れると大喜び。マダイはあまり、ありがたがられないそうです。やはりお国によっての食文化の違いなのか、日本は刺身、向こうはフライ。フライなら確かにマトウダイが美味しいです。

あの、マダイ独特の芳香を好むのは、日本人だからなのでしょうかね。いい香りです。

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