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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

マダイ釣り編 その25「マダイ釣りは色々あれど その釣趣の違い」



マダイ
ヒラメ釣りの船上でスッテンコロリやって痛めた右足と左肩がやっと具合よくなってきたので、さて、そろそろ釣りにでも、と思ってはいるのですが、回復に思ったよりも時間がかかり、季節はすでに夏…。この時期の船上は当然ながら「暑い」。ホント、体の表面が美味しそうな匂いで焦げてくるような感じで、北京ダックのような気持ち。それに、夏は釣りものも限られるので、釣行は控えるのですが、久しぶりなので根魚五目かイサキでもと思いましたが、お約束の台風で海は波5mから4mの状態…。ま、しばらく、お家で良い子しているしかありませんね。夏休みになれば道も込むし…。よく「時化後の荒食い」なんて言いますけど、私は信じていません。台風の後は酷い底荒れで、午前午後船通しで連続ボウズ喰らったこともあります。一日で「二度ボウズ」なんて、「一粒で二度美味しい」破目になります。

ヒトツテンヤマダイまあ、それは置いといて、周年楽しめる釣りものとしてマダイがあります。エリアによっては釣り期が限定されますが、房総半島全体で見れば、どこかで楽しめます。とはいえ、今はヒトツテンヤマダイ全盛の感あり、で私の好きなコマセマダイだと、南房総方面か、外房なら小湊辺りまで足を延ばすことになりますが、この辺りにもヒトツテンヤマダイが浸透し始めているような…。別にヒトツテンヤだろうがコマセだろうが、釣れるのはマダイですし、掛けた時の三段引きはどちらでも堪能できます。

しかし、考えてみたら、マダイの釣法って随分と多様化していますね。外房発生ということで云えば「ヒトツテンヤマダイ」。かの故服部名人考案の「コマセマダイ」は駿河湾や伊豆、相模湾あたりで広まったような。私が船釣りを始めた頃、この辺りの釣り船の船べりにはムーチングの長竿がズラリと並んでいました。あと、古い伝統釣法と云えば、内房は上総湊の「シャクリマダイ」。外房の大原なら「ビシママダイ」。確か駿河湾あたりだったと思いますが、針数の多い胴付仕掛けで「バケ」を使う伝統釣法があったような。東北でもあるそうですが。あと、東北と云えば、「ブラーマダイ」。アイナメで使う軽量のブリクラ錘にイソメをたっぷりと房掛けして、ホタテの筏(ヒビ)のアタリを狙って釣るようですけど、「イソメでマダイかよ…」、と最初は驚きました。

で、いまや、ヒトツテンヤマダイを凌ぐ勢いになりそうな「タイラバ」。色とりどりのカブラ錘(?)にあのラバーのネクタイをつけて、ひたすら仕掛けを巻いていく釣法。これって、関西の「インチク(語源はインチキとか…)」や「タイカブラ」から派生して来たものと思いますが、違いがよく分かりません。要は、マダイの「ルアー」釣りでしょう。「シャクリマダイ」や「ヒトツテンヤマダイ」は冷凍エビを使いますけど、これも最近はラバーの疑似餌を使って、ルアーみたいにやっているのが出てきているみたいです。

早い話、ルアー釣りですから、何でもいける訳で、この間はCATVで「ヒトツテンヤマゴチ」をやっていたし、私自身も「ヒトツテンヤ五目」になった事はあります。なんか、マダイを狙っての釣法という「趣」は無くなってきたような…。まあ、マダイが釣れれば「マダイ釣り」なんでしょうが。

何が言いたいのか。釣り自体がそもそもゲーム、「遊び」ですから楽しければOKであることに異論はありませんが、釣りには「釣趣」というものがあって、それを文化と呼ぶのならまさに「日本人」好みのものがあるように思います。となればやはり、「ストイック」で無常観漂う釣りでしょうか。あの、今の釣りを非難している訳では決してありませんので、気にしないでください(誰が…)。遊びは遊びでゲーム性が高まるのは良いことなのでしょうが、ひとつだけ「なんだかなあ…」と思う点があるのです。それは、ルアー釣りとなったマダイ釣りの船上が「ゲームセンター」の雰囲気に似てきたように思えることです。私、ルアー釣りもゲーセン通いもしませんから、端で見ているだけなんですけど。

コマセカゴルアー釣りだと何釣ってんだか分からないし、常にシャカシャカやってるから、スポーツ性はあるのでしょうが、「間」のような趣が無いですわな。やはりオヤジは「コマセマダイ」が面白い。困るのは、それを楽しませてくれる船宿が減ってきていること…。遊漁では「コマセ禁止」の傾向が相変わらず強いし(茨城などは完全に禁止)。やはり、ルアーのように釣りもドンドン「工業化」されるのでしょうかね。ハイ、愚痴です。家も車もお店もドンドン「工業製品」となっていき、肝心の「趣」が消えていく。何もかもが同じ景色…。

さーて、久しぶりにコマセマダイにでも挑戦するかな。今や貴重な3.6mのムーチング竿を持って。

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