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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

根魚釣り編 その15「追っかけ釣り、トイレタイムに時合が…」



根魚
船釣りを始めて間もない頃の事です。当時は会社勤めをしていて、釣り好きの上司から「知り合いが船釣りをやってみたいって言ってるけど、おまえ、付き合え」とのお達し。まあ、嫌いではないですから、断る理由はありません。船釣りが初めての方で、ある程度お歳の方ですから、私のようにヒラメからデビューってのも何ですし、ここは無難にサビキ釣りでも、ってな事になりました。ちなみにその上司は差配好きで、いわゆる鍋奉行のような性格です。楽は楽なんですけど、けっこう言う事がコロコロ変わるし、都合の悪い事はすぐ忘れるし(意図的選択的健忘症)…。それで、連れて行く方の面倒は全部自分が見るから、お前は自分の用意だけしておけ、って、その時に何となくイヤな予感はしたのですけど…。

ハイ、大当たり。前の日になってドタキャン…。都合が悪いっていったって、休日なんだから何とか、って言っても仕方がありません。もう、船は予約していますから、一人くらいのキャンセルなら船宿に頭下げて終わりですけど、前日に三人キャンセルというのは、ちょっと…。で、私に全て任されてしまいました。余談ですが、ゴルフなどでもドタキャンで、要は「アリバイ造り」の共犯にされてしまう事があります。浮気…?

仕方がないので、船宿に一人キャンセルの旨を連絡し、同行する方に連絡して事情を説明、朝の待ち合わせ場所を決めて、私が車でお迎えする事に。しかも、家に帰ってから竿からリールから2人分用意して、まあ、慌ただしい事。よく考えてみれば、貸し竿って手もあったのですけど、船釣りを始めたばかりなので、そういう事に頭が回りませんでした。

海ちなみに、釣りものは一応本命がメバルですので、根魚の編と言う事で。もちろん、アジも狙えますが、要は五目です。ですけど、これは茨城は某鹿島の船宿(上司の馴染み)を予約しました(されてしまった)ので、いわゆる「追っかけ釣り」です。このエリアはコマセが全面禁止で、使えません。これには文句を言いたいのです。コマセは海から獲れたものですから、それを海に帰すだけです。それで海が汚れるとかいう理屈なら、バイオマスの「自然から二酸化炭素を取り入れた植物燃料を燃やすのだから、その時の二酸化炭素排出量はチャラ」というのも成り立たないじゃないですか。

まあ、コマセ禁止の本当の理由は、遊漁船が魚を獲りすぎる事を嫌がる職漁船の力が漁協内で強いからでしょう。で、「追っかけ釣り」というのは、コマセによる集魚ができませんから、船長が魚探で魚の群れを追いかけて釣るという釣りものです。「アジの追っかけ釣り」が一番知られていると思います。メバルは一応、根というポイントがありますから、そこへ行けばよいのでしょうが、いずれにしても船が海を走り回る釣りです。ちなみに、右上の写真は太平洋ですが、水平線に微かに見える船影は遠洋航路を走る大型船です。追っかけるといってもそれほど沖には出ません。

同行する方は全く知らない相手ではなかったので、それほど気は遣いませんでしたけど、私ごときのまだ釣行5回程度のビギナークラス(当時)ではそれほどのサポートもできません。釣ってほしいとは思いますが、こればかりは船長の魚探次第ですから。ちなみに、私は針数の多い仕掛けの釣りは好きではないので(手前マツリが多く、イライラ…)サビキはやりませんが、ここではサビキ釣り。船長がポイントポイントで船を止めてそこをサビくのですけど、釣れません…。ポツリポツリとメバルが来る程度です。船長は、釣れないポイントはすぐに見切って走り出しますので、前半は走り丸状態です。

その内にトイレに行きたくなりました。季節は秋ですが、確かその日は少々寒いという予報だったので、下を着込んできました。お分かりと思いますが、カッパを着ていますし、ヒップガードも着けていますから、けっこうトイレがやり難いんですよね。船は揺れますし。それで、艫側の個室トイレで小用を足すのにモタモタして、やっとトイレから出ると、「えっ…!」ってな光景が船上に広がっていました。
メバルメバルメバルメバルメバルメバルメバルメバルメバル
あちこちで、メバルがサビキ仕掛けに鈴なりで上がっています。船長が群を捉えた、というか、要するに「時合」です。殆どの釣り人がゾロゾロと釣り上げています。私、慌てて釣り座に戻り、仕掛け投入。一度だけ、サビキ仕掛けをメバルで鈴なりにしましたが、アッという間に時合は終了しました。「そんなぁ…」。私がトイレでモタついている間に、その日最大の時合が一瞬到来、そして終了…。船長が操舵室から顔を出してニヤニヤしながら言います。「やっと時合が来たのによぅ、こんな時ションべンなんか行ってんじゃねえっぺよ(方言)」。ほっといてください。しかし、運が悪い…。その後はまた、ポツリポツリの拾い釣り。

同行の方はあの時合でそこそこ釣られたようでご満足。ご自宅までお送りしてその日は終わり。私も、一回鈴なり分のメバルとアジ少々をお土産に…。でも、なんか、釣りしたってより、仕事したような(接待)感じ…。

しばらくして、またあの上司のご指示で、少人数の釣行会。で、私が幹事になってしまい(面倒くせぇ!)、ここは嫌味のひとつでもと思い、「今回はドタキャン、御法度ですから」。すると「いつ俺がドタキャンなんてやったんだよ!」とか…。これだよ…。

ヒラメの連荘ボウズといい、トイレタイムの時合逃しといい、どうも私は茨城の海とは相性が悪いみたい…。某鹿島の漁港で車がパンクしたし、帰り道で事故ったし…。やっぱ、房総での一人釣行が楽しいですね。

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