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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

根魚釣り編 その3「ウッカリ・ハチ・カンコ? 美味けりゃOK」



根魚
私、カサゴ好きです。一番好きなのは大御所オニカサゴですが、根魚で、尺に近い本カサゴが何本か取れるとこれを鍋で頂きます。顔に似合わず、上品なダシが出て、鍋の後の雑炊も絶品です。いつぞやクロメバル狙いで、クロメバルが不発の代わりに尺クラスの本カサゴが5匹釣れて、カサゴでの竿頭。クロメバルも美味しいけど、私としては大満足。

ちなみにこのカサゴですが、大原では60m以上の中深場でキロクラスのハチカサゴが釣れます。オニも来ますが、最初ハチカサゴを上げた時「あっ、カンコだ!」と言うと、船長からハチカサゴと言われました。カンコとハチカサゴ、どう違うのでしょうか? その宿の大女将に言わせると、カンコとハチカサゴは違うとの事。何でもハチカサゴはカサゴの王様だそうで。まあ、見た目は確かにカサゴだし、そのでかいやつだから異論はありませんが、ではウッカリカサゴってやつとは違うの?

これ、良く話題になりますが、本カサゴとウッカリカサゴ、ハチカサゴ、カンコ、違う魚種なのでしょうか?聞くところによると良く分かっていないそうです。だいたいがカサゴとメバルにしてもまだまだ分類上分からないところが多いらしく、ウッカリカサゴだって、もとは本カサゴと同種と分類されていたものがそれよりもでかくなるので、違う種類という事になり、学者が「ウッカリ」間違ったというのでウッカリカサゴと命名されたとか…。けっこう「そのマンマ」というか、分かりやすいというか…、いい加減と言うか…。カサゴ自体の呼び名も色々。関東ではカサゴ、関西ではガシラ、九州辺りではアラカブ。瀬戸内海ではカサゴはカサゴだったような…。

ハチカサゴ私としては、ウッカリカサゴ(=ハチカサゴ)は模様の白い斑点の周りに黒いふちがあって、本カサゴにはその黒いふちが無く、背中部分に斑点が少ないという事で勝手に分類しています(人によっては逆の説もあり。よう分からん…)。で、ウッカリカサゴとカンコは同類かもしくは近似種と…。ハチカサゴとウッカリカサゴは同じ、と。右の写真はハチカサゴと船宿で認定されていますが、本カサゴとの違いは、ここまで大きくなれば「大きさ」ですが、斑点もそうですけど、斑点自体、本カサゴは背中辺りがそれほどはっきりしていませんが、ハチカサゴ(ウッカリカサゴ)は背中辺りまで斑点がはっきりとしています。テキトーですけど(学者ではないので)、そのように考えています。実際、色々な魚を釣り上げて思うのですが、海の中では近似種の交雑がけっこう起きているのではないかと思います。もしくはある自然条件で位相が変わってしまうとか…。

まあ、要はそのお味なのですが、一番美味しいのは30cm弱の本カサゴ。こいつは刺身にしても雑炊のダシにしてもグー! ハチカサゴは2キロを超えると身が硬くなり、1日置くとまあまあ美味しくなります。刺身ではなく松皮造り(皮を引かず、湯をかけて氷水で粗熱を取る)にして食すと身も柔らかくなりこれもグー!

大原にはハチカサゴを本命で狙わせる根魚五目船があります。80mくらいの中深場を狙います。私はキントキ五目の方に乗りますが、時に中深場のポイントでハチカサゴが釣れます。引きはオニとちょっと違って、オニの鋭角的な引きに対し、もっと重々しくグッグッと引き込まれるような感じ。やはり個体数が少ないのか、それほどゾロゾロと釣れるものではありませんが、中々の釣趣を味あわせてくれます。以前にも書きましたが、大原の根魚は大体胴付きの2本~3本針で錘80号というのがスタンダード。天秤仕掛けと違って、魚の引きがダイレクトに伝わってきます(船によってはオニを狙う時、150号錘に天秤を使う事もあり。水深150m前後)。キントキ五目のように群れに当たったら一気に!という釣りものではないですが、じっくりと根を探って狙うのもなかなか面白い。最初のアタリはオニ同様、けっこう小さいですね。中深場でこのハチカサゴを狙う時は、少々先調子気味の竿の方が感じが良いように思います。胴調子だとちょっと感度が…。

ところで、私は「食べるために釣る」訳でして、やはり美味しいのはマダイにしてもヒラメにしても、このハチカサゴにしても2kgくらいまでが一番だと思います。まあ、個人的にはハチカサゴより本カサゴの方がうれしいし、美味いのですが。初夏などに釣り上げると、部屋のクーラーを効かせてむりやり鍋にして喰う事もあります(バカ?)。海の底で凝縮された旨みは格別!これが私のカサゴ好きの一番の理由です。美味けりゃOK!

ちなみに、真面目な話をひとつ。カサゴはご存知の通り「卵胎生」ですから、釣り上げたカサゴの腹がパンパンで緑色のヌメリのようなものが垂れていたらそれは腹の中にいる稚魚ですから、桶の中に絞り出して、海に帰しましょう。家に持って帰っても食べられるものではありませんから。これ、東京湾は湾奥で有名なメバル・カサゴ船の船長に教わった事です。海に帰した稚魚が大きくなったらいずれまた楽しませてくれます。

できれば、放流した釣り師に釣れてほしいのですが。名前を書いておくわけにもいかないし…。セコイ。

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