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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

根魚釣り編 その5「時化寸前の海に一瞬の時合到来!」



根魚
私がよく行く大原は波が荒いので有名です。場所は太平洋で、かなり遠浅の海底地形になっていて、うねりが増幅されるというか、なかなか収まらないそうです。逆にドン深になっていれば、うねりのエネルギーが深い海に吸収されるのか、穏やかとは言いませんが、何とかうねりも静まりやすいとか。海洋学者ではないですから本当の所は分かりませんが、経験上、とにかく大原のうねりは凄い。ですから船も幅のある大きな船です。これが勝浦辺りに行くと、漁船を改造したような細い船で、確かに大原とは海が違います。車でほんの十五分程度しか離れていないのに。

何度か書きましたが、私の唯一の取柄は船酔いしない事です。船長が危険と判断して早上がりするような状況の時も、多分、最後までミヨシで頑張っています。船長に「もう危ないから、上がるよ!」と催促されて、初めて周りを見回すと全員キャビンの中に避難…、何てことはよくあります。一度、ミヨシにいた時、船の表が波の中に突っ込むのを目の当たりにしたことがあります。もう船上を川のように海水が流れて、私、釣り座にしがみついていました。不謹慎ながら、面白かった…。風呂桶何杯分も海水を浴びましたけど。

余談ですけど、私も船釣りを始めた時は奮発してゴアテックのレインスーツを来ていたのですが、夏は良いとしても、冬は漁師が来ているようなポリのカッパが威力を発揮します。私も冬はこれを着てます。もうゴム引きと言っていいくらいのヘビーなやつを着ています。浴びる海水が半端じゃないので、古くなったゴアテックスじゃ水が浸みてきます。水への耐圧能力が違うんでしょうね。

時化寸前で、それはさておき、その日の大原も出船ギリギリの高いうねりと強い風。正直言って「今日は出ないかな…」と思っていました。釣りものは根魚五目。海はかなりうねっていますが、出船できればOK! バカのようにミヨシに陣取ります。…っていうか、お客が少なく(そりゃこの荒天ですから)、左舷の艫を取っていたのに、船長が全員を右舷に入れたものですから、私が移動したときにはミヨシしか空いていなかった。まあ、慣れているからいいですけどね。右の写真、暗いけど分かります?海面が泡立っているの。画像では揺れまでは分からないと思いますけど。

沖に出るとますますうねりが強くなり、おまけに風も強くなってきました。「こりゃ、今日は早上がりだな…」と覚悟してミヨシで釣り座にしがみついて釣りをしていたのですが、お魚さんもこの荒れた海でどこかに避難したのか、釣れません…。魚っ気が全然感じられない。

何とか、カサゴが上がり、ボウズ回避。もうミヨシはシーソー状態。船べりの道具箱は落ちるわ、塩イワシの餌箱は落ちるわ…。ロッドキーパーにかけた竿が波と風で跳ね上がります。キントキが来てくれました。もういつ船長が早上がりしてもおかしくないような海況。あまり釣れませんし…。

で、もう早上がり覚悟し始めた途端、竿先が海中にグンッと一気に引き込まれました。揺れる船上でヨタっていますが、これはマッハだ!(マハタね)と分かりました。根に潜られたら終わり! 少々強引に根から引き離します。かなり強い引き。揺れる船上でやりにくい…。で、、上がってきたのは1.5kg(後検量)のマハタ。おー、ウレシー! 塩イワシを付け直して、また投入すると間もなくまたグンッ!またまた、1.5kgサイズのマハタ!ロッドキーパーの竿が跳ね上がり塩イワシを付けるのも一苦労。波しぶきの中、カッパのフードが跳ね上がり、顔は海水でビシャビシャ、目が痛い! それでも、時合到来!とばかりに仕掛けを投入。

結局、この後もう一匹同サイズのマハタが来て、そのあとには何と1kgのヒラメまで来ました。塩イワシでもヒラメは釣れます。ほんの一瞬の時合。ほどなくして船長から「もう危ないから上がります。キャビンに入って、道具は港で仕舞って」。私、ソソクサとキャビンへ。もう大満足。しかし、ほんの一瞬の時合でした。

今日の釣果右の写真がその日の釣果。カサゴの陰でひっそりとしている黒いのがヒラメです。マハタは丸々太っていて、ウマソー! 数は別にして、もう言う事なしです。こんなこともあるんですね。時化寸前の海でいきなり時合がやってくるなんて。しかも、ヒラメまで来るとは。今夜の我が家の食卓はゴージャス! ポリ引きのカッパを着ていましたが、パンツまでビショビショです。カッパのフードが強風で跳ね上げられて、首筋から海水が入ってきたみたい。いつもだと帽子に洗濯バサミでフードを止めて海水を防ぐのですが、それどころじゃなかった。車の中でパンツからシャツまで着替えて、やっと人心地。しかし、陸に上がったらなんといい日和に。さっきまでの時化寸前状態がウソのよう。まあ、それがお天気なんでしょうね。

帰りの車はルンルン気分。ホント、一瞬の時合でしたが、一日分楽しかった。こんな時があるんです。取ってつけたような予定調和的言い方ですが、だから釣りはやめられない!

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