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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

根魚釣り編 その6「船長もビックリ! さて、何でしょうか?」



根魚
週末釣り師の私、その週末になんやかやと用事が重なって、中々釣行の機会を得られない事があります。行けそうになると海が時化たりして…。ある年の梅雨時期から夏がそうでした。この時期は何と言っても白子を抱えた梅雨イサキ!(イサキなのに根魚編に入っています。何故かはすぐに分かります…)もちろんイサキ自体も美味いのですが、この白子が堪らなく美味い。イサキ自体の美味さは脂ののった寒イサキに譲りますが、この白子を抱いているのは梅雨時期から産卵前の初夏。もちろん眞子も頂きますが、とにかく白子!部位は違いますが、カワハギの肝と同じくらいに美味い! クリーミー!

それがなかなか狙いに行けない…。船宿の釣果情報を見ると、どうも芳しくない様子。それを見て心が慰められる狭量な私…。それはさておき、いくら状況が悪いとは言え、イサキでボウズは食らった事無し。ホント、数匹でいいから食べたい。白子入りが1匹でもいれば、ハッピー!

で、やっと週末に釣行の機会を得ました。天気も良さげな感じ。船宿に予約の電話をしてイサキ! と告げると、なーんか暗い返事。「イサキねぇ…、釣れてないんだよね、ここん所…」。それでもかまわねえ! とにかくイサキを予約したら、「一応、根魚の仕掛けも用意しといてね」だって…。イサキだって言ってるのに…。

根魚釣り仕方なくイサキと根魚の両方を用意して、大原へ赴きました。とは言えイサキで予約しているのだから、まずはイサキをやらせてくれるだろうと乗船すると、他のお客のタックルがどう見てもイサキっぽくない…。船長が申し訳なさそうに言います。「いやあ、申し訳ないけど、イサキがダメなんで今日は根魚狙います」。ガーン…。しばらく左の艫に陣取ってガックリ。まあ、久々に釣りができる訳ですから、それはそれでいいのですが、私、その年はまだイサキの白子を楽しんでいないのです。ショック…。女将さんにそれとなく「少しでいいからイサキやらせてくれないかなあ…」と懇願すると「んー、船長に言ってみて」とつれないお言葉…。仕方なく、根魚のタックルをセットします。シャクリの名竿、幻波225はお休み…。

キントキその年はイサキに比べて根魚が好調でした。特にキントキ。ハタもけっこう喰ってくるみたいです。根魚のポイントに到着し、第一投。いきなり来ました! キントキのアタリです。イサキだなんだかんだ言っても、お魚のアタリがくれば楽しいぃぃぃぃ! グイグイ引いてくるキントキの万力。良型のキントキです。遼船が集まってきています。船長がキントキの群れを当てたようです。二投、三投と入れ食いです。しかも、型がいい。なんと、キロオーバーのヒラメまで来ました。こうなればご機嫌!頭の中を泳いでいたイサキがいつの間にか消えてしまいました。

ヒラメイサキ用に26Lのクーラーを持ってきていたので、このままキントキが入れ食いだとすぐに満タンになってしまいます。一流し、竿を降ろすのをサボりました。何故か?やはり頭の片隅にイサキがこっそりと泳いでいました。そうです、クーラーにイサキを入れるためのスペースを確保しようと考えていたのです。キントキの群れを当ててくれた船長には申し訳ないのですが…。群れが去って、船上はあちこちで真っ赤っか。キントキ大漁です。

そこから暫くアイドリングタイム。ポツリポツリの拾い食い状態。私、残り二時間切ったくらいになって操舵室に行き、船長に懇願。「イサキ、ちょっとだけやらしてよ。頼むよぉ」。船長、渋い顔。「今、釣れないんだよねえ」。船長ちょっと考えて、「じゃ、やってみるか」。おーっ!やったね!船はイサキのポイントへ。船長の「でも、今ホントに釣れないよ…」の声など聞こえないふり。(一度イサキ船中0の日があったようで、生真面目な船長はそれがトラウマになっている様子)。

私、早速釣り座に戻り、イサキの仕掛けをセッティング。他の客もいそいそと仕掛けを変えています。根魚続行を主張する客はいませんでした。でしょ、みんなイサキ、やりたいんですよ。食味もさることながら、あの連続的な引き込みから水面に上がってくるダービーブラウンの魚体!釣れなくたっていい、狙わせてくれ、です。

ポイントに入り、船長が何時になく慎重に船を操って潮回りを確かめています。もう私は、今か今かと仕掛け投入の準備。船長の「はい、やってみて」のアナウンスで船上の釣り人は一斉に仕掛けを投入。船長の指示棚から3m下へビシを沈め、シャクリ上げます。ビシが棚に入ると…、いきなりアタリ! これはイサキのアタリです! 追い食いをさせるべくテンションを保ったままリールのハンドルをゆっくりと数回巻き、頃合いを見て釣り上げます。おー、型はちょっと小さいですが、イサキです。思わずお腹を触ってみる私。白子ちゃん、いるかな!

なんと、入れ食いです! 空のコマセカゴ回収は数回。小気味よくイサキのアタリが竿先を叩いてくれます。嬉しいぃぃぃぃぃ!クーラーのスペースに余裕を取っておいて正解です。あちこちでイサキが上がっています。まあ、確かにその年はイサキが不調だったという事なのか、型は出ません。が、結果、釣り客全員がツ抜けです。私も確か、16匹位だったかと記憶しています(喰いが浅いのか、数匹バラしました)。

今日の釣果仕舞の時間になり、船長に「何だよ、いるじゃない!」。船長、それに答え、複雑な顔で「いやあ、船長もビックリだよ! 昨日まで、ホント、駄目だったんだから」。入れ食いの1時間半余りでした。ちなみにその年、梅雨前は良かったらしいのですが、梅雨に入って全く駄目になったようです。

クーラーはキントキ、ヒラメとイサキで満タンです。良い日に当たったという事。しかし、船長もビックリ(昔、インド人もビックリ、なんてカレーのCMがありましたね。年がばれる…)するほど、海なんてのは分かりません。まさに「釣れる時は釣れる」です。

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