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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

オニカサゴ釣り編 その1「狙っていない時に、来る…」



オニカサゴ
私がオニカサゴを初めて釣り上げたのは専門狙いではなく、胴付仕掛けでの根魚五目。いつものポイントが調子悪く、船長が深場(50m~70m)に移動したとき25cm程度のものを釣りあげたのが最初です。釣り上げたとき、いつものカサゴより赤くて、えらく頭がでかいな、と思っていたら隣の釣り人が「オニだから、気をつけてね」。え…、これがオニカサゴ…。

オニカサゴそういえば釣り雑誌で見かけたお姿。リリースしようかと思いましたが、25cm位だとそこそこ身もあり、どうしても食べたくなり、船長に聞くと、それくらいの型ならキープでいいよ、との事(ちなみに専門狙いの船では間違いなくリリースサイズ)。私、どことどこが毒針なのか分からず針にかかったまま、クルクルと回っているのをどうすべえ…、と、タイミングを見計らって開いた口をエイヤとバス掴み。なるほど、こうしてつかめば毒針の餌食にはならない、と。

オニカサゴはとにかく美味いと聞いていたので、いつかは、と思っていたのですが、毒針付きと言う事に少々ビビッてなかなか釣行の踏ん切りが付きませんでした。それが、小型とはいえ、こんなところでお目にかかるとは。専門に狙う場合は浅くても100m、深ければ150m以上らしいのに。まあ、根魚釣りでも時々上がるとは聞いていましたが。

ちなみに、根魚五目、と言うか、五目釣りには外道無し。だって、五目ですから。余談です、ハイ。 2度目にオニカサゴを釣りあげたのも専門狙いの船ではなく、イカダイ釣り。イカダイと言ってもそんな魚がいるのではなく、イカの端物釣り。釣れたイカ(ヤリイカ)を餌に、タイを狙う釣りものです。活きたイカの泳がせ釣りですから、食ってくるタイも大型。

ただ、私、イカはアオリイカしかやりません。なのに何故イカダイができたか。以前、最初からヤリイカ(もしくはマルイカ)の活き餌を用意してくれて、イカダイを全員に狙わせてくれる釣りものが三浦半島の船宿にありました。釣り場は沖の瀬、洲崎方面ですが。狙う棚は120m位。大ダイ狙いで何度か乗船しました(今はやっていないみたい。相模湾で同じような釣りものをやっている船宿があるみたいですが)。

 中々渋い一日で、やっと竿先にアタリ。ただ、マダイと違って、それほど強い引き込みではない。何だ…? と、軽く合わせを入れるといきなりゴンゴンと言った感じで竿先が叩かれました。重い! 10メートルくらい巻き上げて電動リールのスイッチを入れるとクンクンッと鋭角的な引き。でも、マダイの三段引きとはちょっと違う。しかし、青物でもなく、船長が中途の引き込みを見て、「マダイだよ、マダイ!」と言ったもので、ここはひとつ慎重にやり取りしながら巻き上げ。残り15m位になった時、道糸が船下へ入って行く。やっぱ、マダイか! と思いはしましたが、浮き上がって来ない。これくらいの水深から上がってきた奴なら、浮いてきてもいいのに。残り10mでロッドキーパーに竿をかけた時、赤い魚影がウネッと見えてきた! マダイだ。船長が横でタモを手に、エイヤと掬いあげる。

ハイ、タモの中にいたのは、大型のオニカサゴ。船長、無言で私の前にタモを置き、スタスタと操舵室へ。マダイ命の船長なので、面白くなかった様子。

40cmを超えるオニカサゴ(実測43.5cm)! 船長には悪いけど、私としてはマダイより嬉しい。以前の根魚五目でチビオニカサゴを釣りあげ、その美味さを堪能してしまったもので。とはいえ、やはりこの毒針は怖い。慎重に、大きく開いた口めがけてバス掴み。持ち上げると重い。思い出したように暴れるたびにザラザラとしたその口で指が削られます。

クーラーで即氷〆。

 結局マダイは不発でしたが、船中でも1~2枚程度の渋い日でしたから、私としては納得。なんせ、マルマルとしたオニカサゴがクーラーの中にいますから。

 家に帰って、以前のチビオニ(どうしても食べたかったもんで、ごめんね)で経験した通り、背びれはもちろん、「疑わしきは罰する」でトゲは全てキッチンばさみでチョッキン。

 さて裁こうとしたとき、思わぬ苦戦に。オニカサゴは非常に骨が強く(硬い)頭を落とすために入れた包丁で首の骨をなかなか落とすことができない! チビオニの時は何とかなったのですが、四苦八苦! これは慣れると「骨の継ぎ目」と云うか、この辺りで切れる、と言う箇所が分かってくるのですが、オニカサゴは、最初、とにかく頭を落とすのに苦労します。

何かの本で読んで知ったのですが、オニカサゴは1年で約2cm程度成長するとか。ということは40オーバーなら、20年以上かけてその大きさまで育ったのです。なるほど、生命力が強い魚なわけだ。その20年の命をいただくのです。釣り師の端くれとして、何とも言えぬ感慨が湧き起こります。

 その分、ありがたくいただきます。すべてを余すところなく。身も皮も胃袋も肝も…。ヒレさえ鰭酒でいただきます。私としてはフグの鰭酒より美味い。アラも当然、鍋、雑炊で頂きます。とにかく、美味!

 月並みな表現ですが「海から頂いた命、感謝とともにイタダキます!」。

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