TOPへ戻る

房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

オニカサゴ釣り編 その16「オニカサゴ釣りである! 断じてスルメイカ釣りでは…!」



オニカサゴ
オニカサゴ釣りは湾奥、某浦安の黄色い船から始め、たまに外房や南房で狙いますが、その日は外房での初めての船に乗り、オニカサゴ狙いです。何でその船に乗ったかと言いますと、まあ、深い理由がある訳ではありませんけど、WEBで少々評判が良ろしかったことと、いつも行く某大原からそれほど離れていなかったことで、まあ一度くらいは、ってな感じで予約を入れました。いつも通りの一人釣行です。もうかなり、船釣りにも慣れたころで、早めに漁港に着き、軽く仮眠をとって、さあ出撃です。ちなみにそこは船宿が漁港からかなり離れていて、そういう船宿は珍しくもありませんけど、乗船は危険防止のために船長が来てからということで、みな、船の周りで船長の車を待っています。なんか、みんな常連さんばかりみたいで、もう釣り座はそれぞれが暗黙の了承で決めているみたい。

で、船長が来て、釣り客が船に乗ります。やはり、それぞれがいつもの釣り座へ、って感じで整然として、乗船時のワクワクとさせてくれるようなザワツキがあまりなく、みんなお行儀がいいですね。私、最後に乗り込むことにしましたけど、やはりミヨシが広々と空いていて、やっぱり外房じゃここが定番か、ってな感じで左舷に陣取ります。特にゲン担ぎって事でもないのですが、何故か左舷が落ち着くのです。みな慣れた手つきで準備をしていますが、どうも静かな釣り船です。船長も、口数が少なくて、聞けば答えてくれますけど、船全体が黙々と言った感じ。船宿の女将さんがロープを外し、船が岸を離れます。とにかく、やたらと静かな感じの船です。多分、船長の人柄がそういったお客を集めるのでしょう。私的には、なかなかいい感じです。ですが、出船時のワクワク感が今一…。

それはともかく、30分程度走ったらもうポイントについたみたいです。早…。某大原は相当な遠浅で、中深場に行くまでにはけっこう走らなければいけませんけど、その大原より南寄りのこの漁港ではけっこう深場が近い。ヤリイカ船なども出ているくらい、ドン深のポイントが岸から近いみたい。船長の「ハイ、いいですよ」のアナウンスとともに、本日の第一投! オニカサゴ釣りは私がやる釣りの中ではけっこうボウズ確率が高くて、この早い時間帯に一匹獲っておくと、気が楽なのですけど。さてさて、どうなりますか、って錘が底に着きました。え…、浅い…。オニカサゴは50~60m位の深さでも来ますけど、その辺りのは小っちゃい…。やはり、120m以上の深さが無いと物足りません。電動リールのカウンターは80m程度。しかも、底はそれほど強い根、って感じではありません。何となく、オニカサゴ釣りって風情が…、薄い。

外房で、その日はどうも渋い日のようです。右舷の艫の方で型を見たようですが、船上は静か…。船長は何度か船を流し替えてくれますが、状況はパッとしません。で、左舷胴の間の方の電動リールが唸り始めました。お、来たか! と、横目で竿の引かれ具合を見やりますが、なんか、モニャモニャとしたような引きで、失礼ながら鬼っぽくない…。オニカサゴは、最初の当たりは小さいですけど、掛かればクイックイッと引ったくるような当たりが出て、しばらくは静かになり、中途の50m位でクククッてな金属的な引き込みを見せます。それがあればまずオニカサゴでしょう。光が海中に差し込み始めるのをオニカサゴが嫌がるのでしょうか。ただし、某船長はそれを否定しますけど、まあ、経験則はそれぞれであると。とにかく、慎重にデッドスロー(早く巻きすぎない)で電動リールで巻き上げています。掛かり所が悪いと上げている最中にバレてしまいますので。

ハイ、上がってきたのはスルメイカでした。嫌な予感が頭をよぎります。オニカサゴのポピュラーな外道にはユメ(ノドグロ)カサゴ、ドンコ、サバ、サメ、珍しいところではミズフグ(ヨリトフグ:水深100m以下に棲息)なんてのがありますけど、このスルメイカも珍しくはない外道なのです。しかも、比較的水深が浅い時には、サバやスルメイカが結構来たりするような感じが…。どちらも、仕掛けを落としている最中に来ます(上げている時にも来る…)。道糸が、落としている途中でフワンとすれば、ハイ、そこで諦めて仕掛け回収です。まあ、サバもスルメイカも酒の肴にはなりますから…。

ハイハイ、私にも来ました。けっこう底に近いところまで仕掛けを落としたのですけど、ややフワンと…。電動リール、スイッチオン。万万が一、本命ってことが無い訳ではないので、早巻は避けます。が、このモニャモニャとしたような引きは…。ハイ、スルメイカが上がってきました。元気よくあの足をモニャモニャとさせて。イカの中でスルメイカは肉厚で足も長く、美味しいし、まあ、嫌われるような外道ではないのですけど、私はオニカサゴを狙いに来ているのです! 断じてスルメイカではなーい!

スルメイカハイ、またスルメイカです。どうも、今日はけっこうスルメイカ君が元気に泳ぎ回っているようです。イカは群れを作りますから、こりゃ、参った…。右舷の方でも、電動リールの音が聞こえますが、どうにも盛り上がったような声は聞こえません…。今日はスルメな日なのでしょうか、って、もう一度言うが、断じてスルメイカ釣りに来ているのではなーい! オニカサゴよ、どうした、スルメイカなどに負けるな! って、そういうことじゃないのでしょうけど…。

結局、盛り上がりのないスルメイカな一日でした。船中で何本かは本命が上がっていたみたいですけど、私のクーラーにはスルメイカ君が三杯。ちなみに、スルメイカの数え方ですが、生きて泳いでいる時は「匹」、釣られて食べられることになったものは「杯」、で、干されて干物になったスルメは「枚」…。ま、どーでもいいことですけど。やっぱ、オニカサゴは洲崎沖(館山沖)だな…、なんて平静を保ちながら、安全運転で家路へ向かいます。気分は、ガチョーン…。オニカサゴ鍋が霞んで消えていきました。

が、スルメイカは美味いのです。オニカサゴ鍋にはありつけませんでしたが、このスルメイカの肝は絶品で、ルイベのように凍らせて良し、塩辛で良し、と、これはこれで楽しめました。ご興味のある方は兄弟サイト「テキトー簡単お魚メニュー」の「スルメイカのイカソーメン&塩辛」をご覧ください。ぜひ。

しかし、どうも、外房では、私、オニカサゴとの相性が悪いみたい。チビオニに刺されたし…。


オニカサゴ釣り編 目次へ





アクセス数ベスト5コンテンツ
★船釣りあれこれ 魚の〆方:野〆について
★ヒラメ釣り編 その4「ヒラメは活餌しか喰わない? いいえ、喰います」
★船釣りあれこれ フグカットウ仕掛け 自作
★ヒラメ釣り編 その6「前アタリ、本アタリ、そして真アタリ」
★船釣りあれこれ 「船長の名言・迷言・暴言」



「釣り」テーマ以外の運営サイト
趣味&雑学&ハウツー運営サイトPR
「ボート釣りを楽しむ」サイト
ボート釣り リンク
「釣った魚を美味しく食べる」サイト
「簡単魚料理」 リンク
■サイトポリシー ■プロフィール
■お問い合わせ
Design by Megapx / Template by s-hoshino.com
Copyright(C) Nasamuk All Rights Reserved.