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房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

オニカサゴ釣り編 その6「オニカサゴが途中でサメに変身、ですか…」



オニカサゴ
館山でのオニカサゴ釣行。船宿は知る人ぞ知るオニカサゴ釣りの大御所。そこの常連に誘われてお供釣行。実際、一人で行くにはちょっと敷居が高そうな感じだったので、お誘いは渡りに船。最初戸惑ったのはその船でオニカサゴ釣りをやるのは初めてかどうかを聞かれる事。初めてと答えると…、ハイ、釣行前に船宿で15分くらい船長からのオニカサゴ釣り講習会を受けることになります。これを書けば、どこの船宿か分かると思いますが。
船着き場は船宿から少し離れていますので車で移動。とにかくこの船は他の船と違って面白い(?)。まず、釣り座ですが全て船長が指定します。次に釣り方ですが、まず釣る投入数が決まっています。確か16回だったと記憶しています。そして、釣り方が他の船宿とかなり異なります。

まず、竿は必ず左に持つ(右利きの人)。そして、船長の投入合図とともに、サミングしながら、糸ふけを極力抑えて投入。これは他の宿と同じですが、その投入タイミングを仕掛けの用意とかでモタモタして1分以上(5分だったかな…)遅れると、その投入はパスしなければいけません。その分、投入回数が減ります。錘が底に着いたらすぐに糸ふけを反射的に取りますが、その船長は糸ふけを取る前にしばらくそのままにしておけと言います。この時にチャンスが来る事が多いそうです。

最初は何から何まで戸惑いましたが、考えてみれば一理あることで納得。底に錘が付いた瞬間、上から餌がフワフワと落ちてくるわけですから、オニカサゴがそれに反応する確率は高い。また、釣り方(釣らせ方)が特長的で、置き竿でもいいのですが、先にチョコと反応があったら、それが根によるものかどうかに関わらず即クラッチを切って、右手で素早くリールから道糸を送り出します。どれくらい送るかは経験則ですが、要は船が動いている訳ですから道糸を送ってオニカサゴの前に餌を置いておくためだそうです。

なるほど…。オニカサゴは餌をそれほど俊敏には追わない魚ですから。これも納得。根が無いわけではないですが、それほどきつくは無いので根掛かりは殆どありませんでした。で、次に引き込みがあった時、聞き合せをする。この時にもう一度道糸を送り出す人もいます。ここは正直難しい所で、風や潮を的確に読まないと難しいテクニックです。経験がものを言いますね。大合わせは必要ないので聞き上げて、竿先が戻らなければとりあえず手で巻き上げ、魚が掛かったのを確実に確認して電動巻きあげ。当然、これはどこも一緒ですがデッドスローでの巻きあげです。深さは150m位だと思いますが、潮が速い時は200m以上道糸が出て行きます。錘は150号と200号を使い分け。

私、どちらかと言うと釣り方であれこれ言われるのは好きな方ではないのですが、ここの船長は必ず「何故か」を説明してくれますし、それが全て筋が通っているので納得できます。まあ、珍しいタイプの船長です。人によっては好みが真っ二つに分かれるでしょうが、この船長も、釣り客に対しても好き嫌いが真っ二つです。ですから、船上にいる方々はみなほぼ常連ばかりです。私、筋の通った事には比較的素直な方ですので、納得のいく事は実践します。船長もそういう客に対しては親切に接してくれます。逆にお天狗さんには容赦なくそれなりに接します。

で、確かに釣れます。しばらく続けて通いましたが、この船宿でボウズは一度も無い。この船で特筆すべき事は、魚が掛かって上がってくる時、引きに違和感を感じ、「サメかな…」と一言でも口にしてオニカサゴだった場合船長が没収します(冗談でしょうけど)。また、800g以下のオニカサゴは原則リリースです。

オニカサゴ サメここまで書くと、確かに敷居の高い船宿のように思われますが、船長が口うるさいというのではなく、理論家であり、また、ユーモアもあります。これくらいの深さだとサメがけっこう来ますが、船長の言葉が面白い。「心が邪な釣り人の釣ったオニカサゴは、途中でサメに変わりますよ。最後までオニカサゴと信じて釣り上げましょう」。これは面白いと同時に尤も。本命じゃないかも、と少しでも思うと、やはり適当な釣り方になりますから。最後まで集中しないといけない、ということです。

私としては慣れてくるとけっこう落ち着ける船宿だったのですが、ちょうどその頃、家の事情で1年くらい釣りを止めていましたので、その後は何となく気恥ずかしいというか、機会を逸し続けて、もう何年も通っていません。そういう事ってありませんか?

いまでは湾奥か外房でオニカサゴを釣っています。地形によっては根掛かりが激しいので、必ずしも館山で覚えた釣り方はしていませんが、あれ以来オニカサゴのボウズ率はかなり低くなっています。というより、ボウズは無いかも。本サイトのタイトルは「釣れる時は釣れる」ですが、理を覚えれば釣れる確率が上がるという事をつくづく感じました。あれほど釣り方を熱心に教えてくれる船長は、いませんねぇ、なかなか。誰か、カワハギの確実な釣り方を教えてくれないかなぁ。未だに私の天敵です、カワハギは…。 


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