房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

釣り釣り徒然記 その1「生まれて初めての釣り、覚えていますか…?」



釣り徒然 この編では、釣りに関する雑感というか、実釣とは離れて、思う事をまさに徒然なるままに書いてみたいと思います。ちょっと気恥ずかしいですが…。

釣り師の皆さま、自分が生まれて初めて経験した「釣り」というものを覚えておいででしょうか?海、川、沼、用水路、溜池、等々色々だと思います。子供の頃に釣り経験が無く、いきなり船釣りやルアー釣りを始めたという人もいると思いますが、私の場合は、「ザリガニ釣り」です。確か、小学校に上がってすぐだったと思います。その頃は瀬戸内海沿岸の某都市の端っこに住んでいましたが、今と違って一面の水田で、そこらかしこに溜池というか、ドでかい水溜りがありました。タックルは竹(もしくは棒っきれ)の先にタコ紐を結んだだけの超シンプルなもの。もちろん針なんてモダンなものはありません。それと長靴にバケツ。

まず最初の餌は蛙を捕まえてそれを石に叩きつけて足を引きちぎったその足の肉(子供とは残酷なものです)。その肉片をタコ紐の先に結び付けて溜池の縁へ沈めます。

間もなくクイックイッという引き。引き上げるとザリガニが蛙の肉片をハサミでしっかりと掴んで上がってきます。次の餌はそのザリガニ。ザリガニを二つに折って、腹の身を取り出します(子供とは残酷なものです)。ザリガニとはいえ甲殻類ですから、その身が美味そうに見えた記憶があります。今度はザリガニの身でザリガニを釣ります。サバ餌にサバが喰ってくるようなものですな。

ザリガニはバケツ一杯釣れますが、さすがに食べません。ひたすら釣れるのを楽しむ訳ですから、スポーツフィッシング、かな。学校から帰って来て夕方まで遊んでいました。今は街もえらく様変わりして、その溜池の場所がどこだったのか、全く覚えていません。

子供は何にでも熱中できますが、何が楽しかったのだろうと今考えると、つまりは水の中にいる生物(獲物)を捕まえる、といった誠にプリミティブな欲求を満たしていたのだと思います。捕獲、捕食(ザリガニは食べませんが)は生物に共通する行動のモチベーション、動機なのでしょう。

ザリガニが釣れるたびに顔を紅潮させ歓声を上げる。とてもとても楽しい子供の頃の遊びでした。今楽しんでいる釣りものも結局はその頃の「遊び」と一緒なんでしょうね。

私の子供時代、赤チン模様(古…。今はもう見ない景色)の足を泥だらけにして、随分とワイルドに遊んでいました。今の、TVゲームを楽しむ子供たちをどうのこうのは思いませんが、身体の五感に及ぶ楽しさとはちょっと違うのかな…?

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