房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

釣り釣り徒然記 その22「猿も木から落ちる、船長も船から落ちる…」



釣り徒然 船長というのは職漁船だろうが遊漁船だろうが、プロの漁師です。つまり、海で生きている猛者たちです。彼らの体は海という自然に鍛え上げられた、アスリートのように見事な肉体です(お相撲さんみたいな体型の人もいますが)。ある程度年がいって、船長を若手に譲り、自らは裏方に徹している大船長が、サンダル履きで船から船へヒョイヒョイと軽快に動いているさまは、見ていても惚れ惚れとする身のこなしです。聞いた話ですが、地回り(ヤクザさんね)も、漁師だけとは喧嘩を避けるらしい、とか。とてもよく分かります。鍛え方が半端じゃないですから。海という、いつ何時、命に係わる程荒れ狂い始めるか分からない中で生きている方々です。

余計な事ですけど、彼らの身のこなしを見て、船を軽く見る人がいるようですが、絶対に勘違いしないように。船長や大船長、中乗りさんは何気なく船の中を動いたり、岸へと行き来したりしますが、我々釣り人は、船に乗る時も、船の中で移動するときも細心の注意を払って動きましょう。船べりで足でも滑らせようものなら、怪我だけでは済まない事もあります。足場はしっかりと確認して、陸に上がる時も、船宿の人がサポートしてくれたらありがたく手を借りましょう。ベテランを気取って慣れたように動き回ったところで、我々は遊びな訳ですから、何の意味もありません。安全第一です。

という、堅い話は置いといて、昔通っていた三浦半島の某マダイ船で出船前の準備をしている時、目の前にはアジ船が止まっていました。その船長はまだ比較的若く、体躯もしっかりとしています。

私、釣り座の準備を終え、漁港内を泳いでいる小魚を眺めていました。目の前のアジ船の向こう側の船べりを船長が岸に向かって歩いているのが目に入りました。と、その瞬間、その船長の姿が消えました。あれ…?次には水の音…。まさか、船長が落ちた…?!そんな事はないと思いましたが、船長の姿が見えません。海から上がってくる様子もありません。水音がしたのは船の向こう側ですので、様子が分かりません。

しばらくして、船から離れたところに船長が浮かび上がりました。やはり船から落ちたようです。浮かび上がるまでに若干時間が経ったのは、やはり船を知っている訳で、舫っている所から離れた安全なところまで水中を泳いで出てきたようです。下手に、船と岸の近くに上がったら、思わぬ大怪我をすることもありますから。そこは、さすが、と言いたいのですが、何事もなかったように岸に上がって船宿に向かって行く船長を見て、笑いをこらえるのに必死でした。船長としてはこれ以上カッコ悪い事はないでしょう。しばらくして、服を着替えた船長が素知らぬ顔で戻ってきました。私、極力目を合わせないように、笑いをこらえていました。

怪我がなかったから笑い話になりますが、船上での動きに慣れている船長でさえ、何かの拍子に落ちる訳です。我々釣り人は推して知るべし、です。遊びで怪我をしないよう、皆様、ご用心。私も…。

まあ、猿も木から落ちる、河童の川流れ…、弘法も筆の誤り、船長も海に落ちる、です。

それ以来、その船長の顔を見るたびに笑いをこらえるのに苦労しました。

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