房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

釣り釣り徒然記 その26「もうちょっと伸ばしてみて、そうそう…」



釣り徒然 オニカサゴ釣りを始めたころは某湾奥の黄色い船に足繁く通っていました。一度、雪が降っている時、私以外に客が一人も来ない日がありました。それでもオニカサゴ船に乗りたくて船宿まで安全運転で早朝の道を緊張して走りました。店の大船長はあきれていましたが、お茶を一杯ごちそうになって引き上げました。

それくらいオニカサゴには入れ込んでいた時期があります。理由の一番は「美味しい」事。あとは釣趣に加えて、その船宿のオニカサゴ船の船長がなかなか面白い人だったので。今は、独立されたのか、他の船宿に移られたのか、その湾奥の船宿にはいらっしゃいません。けっこう人気のある船長で、操船はもとより混雑した船の上での身のこなしも軽やか。「大きいのが来たら手を挙げて。あと20m位になったら教えてね。タモやるから」とアナウンスします。小さいのは近くの人にタモ取りをお願いするか、殆どの場合は自分でやります。針が口の横にしっかりと掛かっていたら抜き上げますが。

で、私の竿にけっこうなアタリが来ました。オニカサゴにしてはしつこいくらいにグイングインと竿先を引き込みます。40cmオーバーは確信しました。早速手を挙げ、デッドスローで電動巻き上げです。50mを超えたあたりでグングンと引き込みます。20mまで上げたところで船長に合図。その日は満船で、マツリでバラす可能性もあります。もう祈るような気持ちですが、巻き上げていると両隣の道糸が私の方に…。マツッてます…。道糸が3本集まってきたその下に本命の赤い魚影が! これは良型! バレるなよ! 全身、汗…!

その時、いつ操舵室から出てきたのか、船長が釣り座と船べりに足を掛けて、まさに海を睨んで仁王立ち。電光石火とはこのことか。3本絡んでいる道糸を器用に手で素早く手繰り、タモが一閃海中へ!「取ったどー!(三浦半島の方の出身ですかね…)」と叫ぶ船長のタモに、40cmオーバーは確実なオニカサゴが収まっています。ウレシー!オニカサゴを船内に入れ、マツリ解きも手際の良い事。

早速船長がメジャーを持ってきます。この船宿はオニカサゴの大きさを重さではなく長さでHPに釣果として載せます。長さの方が実感できるとかで。少しして桶の中で大人しくなった(釣ってすぐは暴れていますから)オニカサゴの長さを測ります。私、その頃はまだオニカサゴの扱いに慣れていないので恐々と口を掴み、尾ひれを掴みます。ギリ44.7cmか、45cm行かないか…。

その時、船長が言った言葉。「もうちょっと伸ばしてみて。そうそう…」。私、口と尾ヒレを引っ張ります。船長認定「よっしゃ、45cm!」。

とにかくこの船長の船でオニカサゴを釣るのが面白かった。満船でも手際よくサポートしてくれるし。で、この船長がいなくなって、しばらくはオニカサゴに行かなくなった時期があります。船釣りはやはり船長で決まります。今は毎週のようにオニカサゴに通うということはなくなりましたが、今ではその宿、糸は何号までとかあれやこれやのルールが多くなって、で、面倒くさくなって行っていません。まあ、満船時のマツリ騒動を避けるためというのは理解できるし賛同もしますが、あの船長のいたオニカサゴ船がテキトーで楽しかった。大オニを伸ばしている時が面白かったですね。

私、3mm位は引っ張って伸ばしたかな…。

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