房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

釣り釣り徒然記 その39「海がおかしい? そうでもないような…」



釣り徒然 夏前の某新聞で「イカ不漁 回遊ルート異変」というタイトルの記事を目にしました。いまや議論の余地も無い当然の事となった「地球温暖化」という言葉がまず目につきます。日本海の水温が上昇して、それまでは大陸から秋に南下していたスルメイカの群が、韓国寄りに移動し、春から夏の北上のペースが早まって、漁期が大幅に短くなっているようです。これまでは8か月あった漁期が3ヶ月くらいにまで減ってしまったそうで。

その代わり、でもないですがお向かいの韓国では豊漁に沸いているそうです。大陸側に近付いたスルメイカを狙って中国船が日本の漁場にまで越境しているとか。

この記事を読んでまず思った事は、「要は、スルメイカが減ったというのではなく、よそに行っている訳か…」です。スルメイカは国内のイカ漁獲の8割を占めるそうです。

原因は1998年を境とした春から秋の海水温の急激な上昇にあるとされています。本州沿いに流れる対馬暖流は温度が最も上がる秋に19℃前後だったのが20℃前後になり、スルメイカが比較的水温の低い大陸や半島の方に移動し始めたようです。海の生物にとって1℃の水温変化は、非常に大きな変化です。人間は服を着て、エアコンを使いますから「1℃くらい」という感覚かもしれませんが、服を着ていないスルメイカにとっては非常に過ごしにくい環境なのです。

釣りをしている者は海水・淡水を問わず、水温には敏感になります。釣果が全く変わってきますから。太平洋側でも黒潮の蛇行や、季節外れの北風などで、釣果が大きく変わってきます。

「地球温暖化」は間違いのない事実でしょう。これまではそこにいなかった海の生物が北上してきています。ヒョウモンダコという猛毒の小型のタコが房総までやってきたり、ダイバーの話だと、駿河湾沖で熱帯の海のような光景を目にするとか。

相模湾では「キハダマグロ・フィーバー」です。夏のカツオやメジマグロは季節の狙いものですけど、キハダマグロは聞いたことがありません。それが相模湾に大量に回遊してきたそうで。スルメイカは不漁でキハダマグロは大漁。「行って来い」のようなものです。

確かに「温暖化」の影響はあるのでしょうが、要は魚の居場所が変わってきただけで、ある漁場で、どこかに行った魚がいれば、やって来る魚がいる、という事でしょう。全体から見れば異変でも何でもないように思います。

キハダが釣れるとなれば、相模湾には遊漁船の大船団が現れ、キハダの釣法なるものが大真面目に語られる。まあ、ブームなんてのは何にせよあるもので、能天気に楽しめばいいのです。キハダもいずれは相模湾からいなくなるでしょう。それだけの事。

「温暖化」の問題を軽んじるつもりは決してありませんが、何かあればすぐに「温暖化」というのも如何なものかと思います。海は昔から常に変化して、魚たちも鉄板のような生活をしている訳ではないでしょう。「異変」というなら「異変」でしょうが、海から魚がまるでいなくなった訳ではないし。

乱獲の問題や、温暖化の問題は全て「人」が原因ですから、それをどうにかできなくて「異変」だといっている方が妙な感じです。自分で「原因」を作って、その「結果」を異変だなんて、そんな器用な事ができるのは人だけ。お魚さんにはできません。海は海です。

ハイ、「警鐘」ではなく、やたらと「危機感」を煽りたがるマスコミへの嫌味でした。

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