房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

釣り釣り徒然記 その43「釣り具のファッション化=釣り人口拡大?」



釣り徒然 仕事柄(元広告代理店)、マスコミの喧伝する事はあまり信じません。それは「ブーム」を狙っているからです。最近「釣りガール」なる言葉をよく耳にしますが、実際に釣りをやっている者として、あまりそんなものにお目にかかる事はありません。手元にある「レジャー白書2011(日本生産性本部)」によると、釣り人口そのものの減少に歯止めがかからず、平成13年には1600万人と云われた釣り人口が、平成22年には1000万を割っています。わずか10年足らずで600万人の釣り人が消えたという事になります。

確かもう少し以前には、釣り人口2000万なんて云われた時代もあったと思います。これは「バス釣り」の大流行が主な原因と思います。であるとすれば、今や半減です。しかも、「釣りガール」は平成21年で参加率が5.3%ですが、平成22年には4.6%に減少しています。釣りの現場を見ると、釣り人口の推移は今でも減少傾向にあると思えます。釣り場や漁港から釣り人の姿が明らかに減っています。

しかし、釣り具メーカーや釣り関係のマスコミは、次から次へ新しい技術を釣り具に注ぎ込み、今までには無かったようなスタイルの釣りを喧伝しています。ライトタックルがその代表でしょう。つまり、「これを使えば、こんな釣りができる」という「流行」を作る提案型のマーケティングなのでしょうが、それが釣り人を釣り場に呼び戻す策となっているかといえば、これまた?です。「これなら、女性でも子供でも手軽にできて、釣れる」なんて言っていますが、ホント?

オヤジのヘソマガリではなく、私はライトタックルなるものを受け入れられません。何故か?

それは、全てが「ファッション」になっていると思うからです。ファッションはブームであり、いずれ消え去ります。「バス釣り」がいい例です。そこに、釣りの面白さという本質は見えません。極論を言えば、竹竿にタコ糸でも、ハゼを釣って楽しめます。毎年、ファッションのように「今年の最新釣り具」なんてやっていますけど、要は竿とリールですよ。企業としての努力は分かりますが、じゃあ、去年までのアイテムは何なの?と言いたくなります。大した変りはありません。

何が言いたいか?

話を他へ飛ばす訳ではありませんが、亡くなられた自動車評論家の徳大寺有恒氏の言葉ですけど、「日本には、基本性能を重視してシッカリと作り上げた、いわば素のような車が無い」と言われています。私的に解釈すれば、「本価値の薄い商品に付加価値で化粧した商品が多い」となります。これを釣りに当てはめれば、釣りをどう楽しむかは釣り人それぞれで、押しつけがましい「付加価値」などは殆どが無用なのです。そんなものはブームとしてすぐに熱が冷め、飽きられます。

遊漁側もそれに追従している感があります。まあ、お客の獲得という事では分かりますが、そんな安直なものではないでしょう。本質は「釣り環境」の整備にあります。釣り人の敷居を低くするどころか、漁協単位で勝手に取り決めをして、それを釣り人に押し付けています。船代や時間の柔軟性を考慮しないし、全てが取り決めとかで。職漁船との棲み分けもちゃんとできていない。釣り人への「現場での」マナー・エチケットの指導も不十分。高速料金の問題一つ解決できない自治体が、「釣りフェア」をやっても一過性のイベントに過ぎませんよ。

とにかく、全てがバラバラ、それぞれの思惑で動いているだけ。これは文句ではなく事実です。

某CATVで言っている「もっと楽しく、もっと手軽に」を実現するのは釣り道具ではなく、釣りを文化としてどう育てていくかでしょう。釣り文化が縮小している現実に特効薬なんてありません。

もし、このまま釣り人口が減り続けるのなら、それも致し方なしです。

しかし、それでも言いたい。「釣り」関係者は、まだ真剣に対策を講じる余地がたくさんある事を知ってほしい。ファッション化ではなくて。

釣り釣り徒然記 目次へ




【商品検索】Powered by Amazon

↑「すべて表示」をクリックするとAmazon.co.jpの検索結果一覧に移動します。

「釣り」テーマ以外の運営サイト
趣味&雑学&ハウツー自己サイトPR
「ボート釣りを楽しむ」サイト
ボート釣り リンク
「釣った魚を美味しく食べる」サイト
「簡単魚料理」 リンク


■サイトポリシー ■プロフィール
■お問い合わせ
ページトップへ戻る

Design by Megapx / Template by s-hoshino.com
Copyright(C) Nasamuk All Rights Reserved.