房総釣り師の釣行記 船釣り タイトル

釣り釣り徒然記 その61「黒潮よ 何を拗ねている… 真っ直ぐに生きろ!」



釣り徒然 これまでにも何度か書いてきたことですが、「黒潮の蛇行」がどうにも収まらない様子です。釣り好きが敢えてテーマとして書くようなことではないような気もするのですが、なぜに長引いているのやら…。私は学者ではありませんから明確な答えは出せませんけど、やはり、あれですね、温暖化というか、水温の差が低気圧と高気圧の間にできて、それが紀伊半島沖で渦を巻いて、本来は「力強く堂々と真っ直ぐ!」、ってなイメージを持っていた黒潮が、太平洋側へ蛇行しているようで…。まあ、原因が分かったところで起きている事は変わらないのですけど…。

釣りとは、自然と遊ぶことですので、その自然がどうのこうのと言っても仕方がない、という感覚は当然、持ってはいるのですけど、もっとも、「沿岸低気圧がぁ!」「爆弾低気圧がぁ!」「川から真水が大量に!」とか「底荒れがぁ!」なんて嘆くことはありますけど、それはその時々の愚痴みたいなものです。が、この今回の「黒潮の蛇行」は長すぎる。

「黒潮の蛇行」は、いきなり昨日今日発生したものではなく、WEBや新聞などでのニュースによると、1965年以降では、以下の時期に数度、発生しているようです。

開始 終了 期間
 1975年8月  1980年3月  4年8か月
 1981年11月  1984年5月  2年7か月
 1986年12月  1988年7月  1年8か月
 1989年12月  1990年12月  1年1か月
 2004年7月  2005年8月  1年2か月
 2017年8月  ?  ?
「気象庁が判定した1965年以降の黒潮大蛇行のリスト」より

1975年に発生した「黒潮の蛇行」はかなり長い期間、続いたようですが、それ以降は1年か2年で収まっています。しかし、今回の、前回のものから13年ぶりに発生した2017年8月からの蛇行は、今のところ終わる兆候がまだ見られないということです。すでに2年以上続いていますけど、これが3年、4年になるのやら、それ以上になるのやら…。

自然のことだから仕方ないじゃないかとは思いますが、いかんせん、釣りをする者には切実な問題で、この「黒潮の蛇行」の期間は「お魚さんが釣れない」のです、何故か。正確に言えば「たくさん釣れなくなる」ということですが…。その理由を簡単に説明すれば、この黒潮に乗ってやってくる魚が、黒潮の蛇行と一緒に沿岸から離れて、遠く沖の方に行ってしまうからだとか…。

私が船釣りを始めたのは2000年になって間もなくの時期で、今思えばその頃はヒラメやマダイ、根魚五目に青物など、キントキ五目やホウボウ五目などの釣りものでも、下手は下手なりに、まあまあ釣れて楽しかったのですが、ある時から年々釣れる魚種が減ってきて、その頃に「黒潮の蛇行」なる言葉を耳にしました。しかし、その時は一時的なことと気にしなかったのですが、「まあ、釣れる時もあれば釣れない時もある」で船釣りを楽しんできたのですけど、ここにきてまた、かつての「釣果の渋い日が続く」頃を思い出しました。本来なら「運悪く」ということなのでしょうけど、「幸い」2017年辺りから少々長く体調を崩し、釣行ままならぬ年が続いたのですが、たまに房総へ船釣りに行っても、船長が愚痴るほどに渋い釣果の日が多く、比較的手軽な「東京湾のボート釣り」でも、かつての「イワシが群れをなし、本命のキスだけではなく、マゴチやショゴ(カンパチの子)やワカシ(イナダの子)、時にはヒラメ」が釣れていたのが、次第に釣果が渋くなり、ある時にはキスで「まさかのボウズ」が出たりする日があったりして…。ボート店さんが、秋や夏の早い時期にいきなり営業をやめてしまうことも珍しくなくなりました。

こんな、楽しくもないことを書くのは気が引けるのですけど、実際にカツオやサンマ、シラスやサクラエビまでがとんでもない不漁とのニュースを目にするたび、やはり「黒潮の蛇行」、つまりは「海がおかしくなっているのか」ということを感じてしまいます。「温暖化による気候変動」など、聞き飽きるほど耳にします。2019年は大型の台風が続き、海の底荒れに加えて、河川からは濁った水が流れ込み、正直言って2019年の海はもう、釣り人にとってさみしい海になるでしょう。

釣り好きにとっては「身も蓋もない」ことを書いてしまいましたけど、何がどうあれ、海はそこにあります。で、その海を棲み処にしているお魚さんたちがいるのは間違いありません。てなことで、釣り好きは海に行くだけです。船だろうがボートだろうが波止だろうが、海の自然の回復力を信じて。もしかしたら、今までで一番面白くもない記事を書いているのかもしれません。しかし…。

黒潮よ。外房の海を眺めるとき、「真潮(ましお)」と呼ばれ、向かって左からくる「親潮(逆潮:さかしお)」に向かって右からやってくる黒光するような大きな流れ。また、その潮に魚をたくさん乗せてやってきてください。そんなに拗ねていないで、真っ直ぐ、行きましょう!。なんて、海に向かって思い切り、叫びたくなるような気持ちです。まあ、本当に叫んだら、周りからドン引きされるでしょうけど…。

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